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八味地黄丸のポイントを解説!注意点や早く治るためのコツも紹介
八味地黄丸(はちみじおうがん)、処方の名前を知らなくても大鵬薬品の「ハルンケア」のコマーシャルを見たことはありませんか? "ししおどし"がカコーン!!と音を立てると同時に、頻尿の文字が。ハルンケアの処方名が八味地黄丸です。高齢者の尿漏れに効... -
【夏ばての漢方を比較】清暑益気湯・麦味参顆粒・西洋人参烏梅の違い
「夏ばて」のご相談で「清暑益気湯(せいしょえっきとう)ってどうなんですか?」とご質問をいただきました。確かに「清暑」と書かれるとすごく夏に効きそうな雰囲気ですよね(^-^;;; 【夏の暑い時期につかう漢方】 漢方では夏の暑さを「暑邪(しょじゃ)」... -
【半夏厚朴湯】喉の違和感で病院に行ったら「何もないです」と帰されたときに飲む処方
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は「喉の違和感」に使う即効性のある漢方です。 【半夏厚朴湯の効能効果】 「喉の違和感」と書きましたが、違和感にも種類がありますよね。風邪でもエヘンエヘンとなりますし、魚の骨が刺さっても違和感が起こります。半... -
【華陀膏Y】最新の水虫薬よりも漢方の水虫薬が使いやすい理由
5月から7月頃になると水虫のご相談をいただきます。どうしても蒸れる時期に思い出すんですよね。あー、あんな薬使ったなって(^-^;;; 【華陀膏の効能効果】 華陀膏の効能効果です。 みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし 当たり前ですが「水虫」に効果が... -
女神散のポイントを解説!注意点や早く治るためのコツも紹介
名前がちょっと面白い女神散。「めがみ」と読めますが、漢方の場合の読み方は女神散(にょしんさん)です。この「神」は、神様ではなくて精神・神経・生命力のこと。女性の精神を立て直し生命力を高めるという意味があります。(女性に著効・神効だからと... -
清心丸が無くなった?代替処方を考えてみた
清心丸は中国で人気の処方で、脳梗塞・脳卒中、麻痺、精神疾患や心疾患(動悸)などに使われています。それを日本流に改変したのが、日本で発売されている清心丸。この清心丸ですが、日本では疲れ・気付け・動悸といった穏やかな作用になっています。 こち... -
インフルエンザと風邪と麻黄湯
インフルエンザに麻黄湯!といわれますが、麻黄湯は風邪全般に使える基本的な漢方処方です。漢方って即効性が無いんじゃ?!と思われがちですが、しっかりとよく効きますよ。 【麻黄湯の効能効果】 麻黄湯の効能効果を添付文書で見てみましょう。 [st-mybo... -
鼻療はこんな処方です
鼻療は建林松鶴堂から発売されている鼻炎の漢方薬。麗沢通気湯という漢方処方から、独自にアレンジした処方になります。小太郎製薬からも同じ麗沢通気湯を原典とした処方が販売されています↓ [st-card myclass="" id="10471" label="" pc_height="" name="... -
柴胡疎肝湯を解説!注意点や早く治るためのコツも紹介
柴胡疎肝湯(さいこそかんとう ※柴胡疏肝湯)はストレスによって起こる疾患に使います。添付文書では特に「痛みの改善」と書かれていますが、それ以外の症状でも活躍できる処方です。 松浦産業Infomation誌に投稿した記事を、改稿のうえ掲示しています 【... -
晶三仙はこんな処方です
「晶三仙(しょうさんせん)」は日本には珍しい山楂子(さんざし)を使った処方です。 晶三仙は健康食品です。他の漢方処方にプラスして晶三仙とすることが多いです 【晶三仙って?】 ドラッグストアで購入できる胃腸薬を手に取ると、パッケージには胃痛・... -
茯苓飲のポイントを解説!注意点や早く治るためのコツも紹介
マイナーだけれども使いやすい処方の茯苓飲(ぶくりょういん)。胃がポチャポチャと音がするなど「胃の水の停滞」があって、逆流性食道炎・胃炎・胃酸過多・呑気症・胃下垂・胃アトニー・食欲不振・胃拡張・消化不良などに使われる処方です。乗り物酔いや... -
干支シンシン人形(鼠)が届きました
干支シンシン人形が届きました。来年の鼠バージョンです。月日を重ねて8年目。あと4年でコンプリートです。続いてくれるかな?(^-^;;;; お得意様(でご希望の方)にお渡ししております。お渡し分は少しだけなのでお早めに。 「初めまして!シンシングッ... -
定悸飲はこんな処方です
定悸飲(ていきいん)は漢方薬局をしている先生でも使い慣れない処方(マイナーな処方とも言います)。奔豚症、いわゆるパニック障害など耐えがたい恐怖感を伴った激しい動悸や不安への処方です。 【定悸飲の効能効果】 まずは効能効果を見ていきましょう... -
大建中湯はこんな処方です
大建中湯は、病院でよく使われる処方の一つ。病院では「術後の腸閉塞(イレウス)予防」に頻用されています。が、腸が動かない場合だけでなく、動きすぎる場合にも使えます。 【大建中湯の効能効果】 大建中湯は「建中湯」シリーズ。胃腸を温めて、脾胃の... -
水快宝と爽月宝の違い
よく似た処方の違いを解説するつもりで、、、。今回は水快宝と爽月宝についてです。名前はよく似ていますし、処方構成もよく似ている。そんな2つの違いです。 【水快宝・爽月宝の使い方は?】 水快宝や爽月宝はどちらも、活血(血行循環を良くする)の漢...