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清心丸が無くなった?代替処方を考えてみた
清心丸は中国で人気の処方で、脳梗塞・脳卒中、麻痺、精神疾患や心疾患(動悸)などに使われています。それを日本流に改変したのが、日本で発売されている清心丸。この清心丸ですが、日本では疲れ・気付け・動悸といった穏やかな作用になっています。 こち... -
インフルエンザと風邪と麻黄湯
インフルエンザに麻黄湯!といわれますが、麻黄湯は風邪全般に使える基本的な漢方処方です。漢方って即効性が無いんじゃ?!と思われがちですが、しっかりとよく効きますよ。 【麻黄湯の効能効果】 麻黄湯の効能効果を添付文書で見てみましょう。 [st-mybo... -
鼻療はこんな処方です
鼻療は建林松鶴堂から発売されている鼻炎の漢方薬。麗沢通気湯という漢方処方から、独自にアレンジした処方になります。小太郎製薬からも同じ麗沢通気湯を原典とした処方が販売されています↓ [st-card myclass="" id="10471" label="" pc_height="" name="... -
柴胡疎肝湯を解説!注意点や早く治るためのコツも紹介
柴胡疎肝湯(さいこそかんとう ※柴胡疏肝湯)はストレスによって起こる疾患に使います。添付文書では特に「痛みの改善」と書かれていますが、それ以外の症状でも活躍できる処方です。 松浦産業Infomation誌に投稿した記事を、改稿のうえ掲示しています 【... -
晶三仙はこんな処方です
「晶三仙(しょうさんせん)」は日本には珍しい山楂子(さんざし)を使った処方です。 [st-mybox title="メモ" fontawesome="fa-file-text-o" color="#757575" bordercolor="" bgcolor="#fafafa" borderwidth="0" borderradius="5" titleweight="bold" fon... -
茯苓飲のポイントを解説!注意点や早く治るためのコツも紹介
マイナーだけれども使いやすい処方の茯苓飲(ぶくりょういん)。胃がポチャポチャと音がするなど「胃の水の停滞」があって、逆流性食道炎・胃炎・胃酸過多・呑気症・胃下垂・胃アトニー・食欲不振・胃拡張・消化不良などに使われる処方です。乗り物酔いや... -
干支シンシン人形(鼠)が届きました
干支シンシン人形が届きました。来年の鼠バージョンです。月日を重ねて8年目。あと4年でコンプリートです。続いてくれるかな?(^-^;;;; お得意様(でご希望の方)にお渡ししております。お渡し分は少しだけなのでお早めに。 「初めまして!シンシングッ... -
定悸飲はこんな処方です
定悸飲(ていきいん)は漢方薬局をしている先生でも使い慣れない処方(マイナーな処方とも言います)。奔豚症、いわゆるパニック障害など耐えがたい恐怖感を伴った激しい動悸や不安への処方です。 【定悸飲の効能効果】 まずは効能効果を見ていきましょう... -
大建中湯はこんな処方です
大建中湯は、病院でよく使われる処方の一つ。病院では「術後の腸閉塞(イレウス)予防」に頻用されています。が、腸が動かない場合だけでなく、動きすぎる場合にも使えます。 【大建中湯の効能効果】 大建中湯は「建中湯」シリーズ。胃腸を温めて、脾胃の... -
水快宝と爽月宝の違い
よく似た処方の違いを解説するつもりで、、、。今回は水快宝と爽月宝についてです。名前はよく似ていますし、処方構成もよく似ている。そんな2つの違いです。 【水快宝・爽月宝の使い方は?】 水快宝や爽月宝はどちらも、活血(血行循環を良くする)の漢... -
癥瘕積聚:用語解説
漢方の書籍や当サイトでも出てきます「癥瘕(ちょうか)」の説明です。 イメージとしては、皮膚の「できもの」よりも深いとこにある腹部の「しこり」などに用いる言葉です。具体的には子宮内膜症・筋腫・ガン・原因不明のしこりなどですね。 癥瘕積聚(ち... -
2019年10月からの消費税率変更・軽減税率について
2019年10月1日以降、消費税等(消費税及び地方消費税)が8%から10%に引き上げられます。健康食品については軽減税率対象となりますので下記の通り宜しくお願い致します。 分類:税率 商品例 医薬品 漢方薬 税率:10% 葛根湯・麻黄湯・人参湯 冠元顆粒・婦... -
水快宝はこんな処方です
漢方の素材に植物だけでなく鉱物や動物や虫を使うことがあります。一般的には植物よりも生物(動物・虫)を使った方が効果が強くなると言われており、生物には水蛭・地竜・牛黄・海馬・蛤蚧など結構な種類があります。 ただし、日本で製品になっている動物... -
川芎茶調散はこんな処方です
ノーシンやらイブAやらロキソニンSといった鎮痛剤すぐに効くし便利ですよね。頭痛の時にもすごく便利なお薬です。 ただ、この系統の薬は長期で連用すると「胃腸障害(消化管からの出血)」や「薬剤性頭痛」を起こしますし使い続けても根本的な解決になり... -
気象病・天気痛、低気圧や台風で起こる頭痛の漢方薬とは
天気の変化によって起こる痛みを「天気痛」といいます。梅雨の前になって、からだがおもだるい・しんどい・動けない・眩暈が酷くなる、そんなことはありませんか?その時に起きる痛みの種類は様々ですが、このページでは特に頭痛に絞ってお話しします。 【...