癥瘕積聚:用語解説

漢方の書籍や当サイトでも出てきます「癥瘕(ちょうか)」の説明です。

イメージとしては、皮膚の「できもの」よりも深いとこにある腹部の「しこり」などに用いる言葉です。具体的には子宮内膜症・筋腫・ガン・原因不明のしこりなどですね。

癥瘕積聚(ちょうかせきしゅう)でひとつの単語として使っていますが、ひとつひとつの漢字にも意味があります。図にしてみました。

細かく分けたと言っても、同時に現れることも多いですし。どれならどれ、というような区別は(文献を書くような)学者気質の先生でも無い限りあまりしていません。

このサイトの趣旨としては、なんとなく「こんなものだなぁ~」ということで押さえていただければと思っております。

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読み方がどうして複数あるの?

「積聚」ってしゃくじゅやらせきしゅうやら、色々な読み方がありますよね。漢方の用語ってそういうことが多いんです。統一すればいいのに。なんでだろう、って思って、詳しい先生に

「どうして色々な読み方があるんですか?」って聞いたことがあります。

その先生曰く「原典は中国語だからです。日本語でそれっぽい読み方をしたんでしょ」

 

コンピュータメーカーの「ASUS(台湾)」ってなんて読む?なんて昔から議論の的でした。書物は日本に入ってきたけれども、学ぶ先生によっては読み方が違ったのでしょう、と納得した次第です。自由に読めばいいのです!

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この記事を書いた人

福田優基のアバター 福田優基 薬剤師/国際中医師

ゆうき先生:漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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