03 漢方お悩み相談:症状– category –
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麻杏甘石湯・麻杏止咳顆粒の効果とは?
市販の麻杏甘石湯のパッケージを見ると風邪のイラストと共に「つらい咳に!」と書かれていますので「風邪の漢方」というイメージが強いのですが・・・。咳があればマルチに使えるのが麻杏甘石湯です。 麻杏止咳顆粒は、麻杏甘石湯の強化版!一緒に解説して... -
むくみ解消に効く漢方薬は何ですか?
むくみは体内の水分バランスが崩れることで起こる現象で、長時間の立ち仕事や座りっぱなし、塩分の摂り過ぎ、ホルモンバランスの変調などが原因となります。「急な浮腫・赤く腫れている・熱感がある」ときは病院の受診をお勧めしますが、それ以外は塩分量... -
六君子湯と香砂六君子湯の違いは?
六君子湯のパワーアップ版が、香砂六君子湯 脾胃虚弱(脾気虚)のご相談で、香砂六君子湯をお勧めすると、時々言われます。「病院で六君子湯を処方されたけれども、どう違うの?!」、、、同じ六君子湯ですけれども少し違います。 香砂六君子湯の「香砂」... -
自律神経失調症に効く漢方薬は?
40代女性、顔がのぼせる・眠りが浅い つい先日のご相談です。40代ぐらいの女性。顔がのぼせる・最近眠りが浅いということで近隣のクリニックさんを受診されたらしいです。そうしたら、自律神経失調症との診断でデパスが処方されました。デパスを飲み始... -
腹痛と漢方について
腹痛でのご相談で多いのは「飲食の不摂生」「外部からの冷え」「持って生まれた体質」で起こった胃腸虚弱。60代ぐらいの方なら「昔から胃腸が弱くてね・・・」と自覚されている方が多いです。 お悩みの足がかりになるように超シンプルに書いています ま... -
竹葉石膏湯の効果とは?
竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)は、竹の葉を使った珍しい処方です。竹葉(ちくよう)は長く続くジクジクとした、例えるなら火事の跡の残り火(微熱)を解消する効果があります。 竹葉石膏湯は病院での保険調剤はしていない処方です。小太郎漢方製薬の... -
実母散、命の母、中将湯の違いは?
「昔、お母さんが飲んでいたかも」そんな印象があるのが「実母散・命の母・中将湯」といった処方です。月経不順や更年期など、酷い症状では無いけれどもちょっと気になる、そんなときに「近くの薬局で勧められたなぁー」と思い出に残る婦人薬です。 効能効... -
連珠飲の効果とは?
連珠飲(れんじゅいん)はマイナーな処方で、触れる機会も少ないかも??漢方の参考書ですら掲載も少ない処方です。※「聯珠飲」と旧字でかかれている場合もあります。 連珠飲の効能効果 まず効能効果を見てみましょう。 連珠飲:体力中程度又はやや虚弱で... -
小建中湯の効果とは?
小建中湯といえば「子供の処方」で有名です。虚弱体質の子供を強くするようなイメージで使われる場合が多いのですが、、、、じつは大人にも使える処方です。 小建中湯の効能効果 まず効能効果を見てみましょう。 体力虚弱で、疲労しやすく腹痛があり、血色... -
補中益気湯の効果とは?
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は「医薬の王様のようによく効く薬だ」「脾胃を補うことこそ医の王道である」と噂になったことから「医王湯(いおうとう)」の別名もあります。脾胃(≒胃腸)を元気にして気を補充する漢方の「代表的な」処方です。 胃腸... -
柴葛解肌湯の効果とは?
「ゾクゾクしたら葛根湯」そんなCMを見たことはありませんか?普通の風邪はゾクゾクと悪寒があって翌々日ぐらいに発熱が始まります。柴葛解肌湯(さいかつげきとう)は、もっと激しい「悪寒と発熱が同時に始まる・・・」まるでインフルエンザのような変... -
星火散積宝と五涼華と白花蛇舌草の違いは?
温清飲や銀翹散・清営顆粒などの涼性(体を冷やしたり炎症を取るような性質)の処方に、もう少しプラスしたい、、、そんなときに使う健康食品がイスクラ産業さんから販売されています。寒涼の性質を持つ生薬を使っている代表的な3種類です。 星火散積宝・... -
竜胆瀉肝湯の効果は?
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)は効能効果を見ると「泌尿器・生殖関係の処方」。漢方ではもう少し幅広く使われています。使い勝手の良い処方ですので、ご紹介していきましょう。 竜胆瀉肝湯の効能効果 まずは効能効果から見ていきましょう。 体力中... -
鼻淵丸の効果は?
鼻淵丸はメーカー欠品中です(2024/02)製造は予定されているようですが、承認などに時間はかかるようです。 精華鼻淵丸は名前の通り鼻のトラブル、鼻炎や蓄膿症に使う処方です。漢方の場合は「ため池の水を抜いて綺麗にする」イメージです。DASH島みたい... -
麗沢通気湯加辛夷と鼻療の違いとは?
鼻炎の漢方処方、麗沢通気湯(れいたくつうきとう)は、日本では小太郎漢方製薬と建林松鶴堂から発売されています。どちらも「鼻炎・鼻づまり・花粉症」などに使う処方ですが、同じ名前だったら成分が全く一緒・・・ではないのが漢方の面白いところ。 鼻炎...