冷え性

足のツボでわかる腎陽虚と腎陰虚

足裏マッサージに行って真ん中あたりを「グリグリ~!!」と押されると「いたっいたたた・・・!」と声を上げたことはありませんか?足の裏には色々な経絡が走り、ツボが存在します。

足裏のツボから漢方処方の手がかり、腎陽虚・腎陰虚がわかる(かも)という話。

湧泉というツボ

観光地の温泉には「足つぼマッサージ」の板が置いてあって、ご高齢の方がフミフミしていたものです。子供がまねをして乗って「イタタタ!」と叫ぶまでが定番で。痛いんですよね、アレ。

足のツボのなかでも有名なのが湧泉(ゆうせん)。湧泉は「腎」のツボといわれ、浮腫、疲労回復、に使われます。

湧泉の場所は、足の指を曲げてへこんだ部分からそのやや上の辺りまでの範囲です。ツボの本を色々と見たのですが、本ごとに場所が微妙にずれていたりしますので、押してズーンと気持ちいい部分を刺激する感じがいいです。

ただ、指で押すのは大変ですし、逆に指が痛くなります。ゴルフボールを床に置いて踏むとか、100円均一のツボ押し棒を使ったりとか。個人的には、手元にある油性マジックのマッキーの太い方で、刷り上げるように押しています。太さがちょうどいい感じで・・・。風呂上がりの1日2~3分ほどを目安にマッサージします。

この湧泉は腎のツボなわけですが、漢方の思想、五臓六腑の腎では、腎の弱りを腎虚、といいます。腎虚にも2つあり、陰陽のバランスの偏りによって腎陽虚・腎陰虚が存在します。それについては、こちらの頁に詳しく書いています。

補腎(ほじん)ってどういう意味?

漢方薬局で相談をすると出てくる「腎」という単語。 薬局の先生方はあまりに説明をしすぎて、当たり前のように使ってしまいます ...

続きを見る

原先生の脈診雑感を読んでいますと面白い記事が。すごく痛がるタイプは腎陽虚が多く、こそば気持ちいいタイプは腎陰虚が多いとのこと。(ワイドショーで)ツボ押しをされて痛がっているのは「冷え性の若い女性アナウンサー」の印象であり、気持ちいいと言っているのは「中年の男性コメンテーター」という印象でもあり、そういう分け方もいいかなと思った次第です。

もちろん、手がかりであって、問診・脈診して検討すると記載されています。(あくまで雑感)

凄く痛がるタイプ→腎陽虚

  • 足が冷えている
  • からだが冷えて元気が無い
  • 足の背の部分には浮腫が見られる

こそば気持ちいいタイプ→腎陰虚

  • 足が温かい
  • 冬でも布団の外に足を出して寝る
  • 冷たい床に立つと気持ちいい
  • 冬でも靴下が要らない

 

和漢薬595 2002.12 脈診雑感(2)原先生

  • この記事を書いた人

ゆうき先生

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

-冷え性
-

© 2021 東大阪市の福田漢方薬局