花月(かげつ):ストレスからの頭痛、頭に何かまとわりつく感じ

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2016/03追記 こちらの処方は、PIC/S GMP対応のため、廃版になりました。下記処方を代替えとしてお勧めしています。

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新学期や就職(新社会人)。また部署が変わった、仕事が忙しくなった。ストレスを受けて昼夜逆転の生活になったり、会社に行きたくない、そんな気持ちが進むと「頭にものが覆っているような」「頭痛、ワケもなく身体が痛む」「電車に乗るとお腹が痛い(下痢をする)」「顔が上気して時に紅潮する」「出かけようとすると目眩・嘔吐」といった心因性の障害が出てきます。 病院では抗うつ薬、デパスやリーゼといった処方をよく見かけますが「こういった処方を服用し始めるとクセになるから、、、」と躊躇してしまい、といって、なかなか症状は改善しない。困ってしまった家族からご相談いただくことも多いです。 漢方で改善する処方といえば、加味逍遥散、半夏厚朴湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、抑肝散などはよく処方しますし、三黄瀉心湯、甘草瀉心湯などその他、証に合わせて色々と検討できます。(迷っている方はお問い合わせフォームまたはお電話でご相談ください) 風邪の処方と言われる香蘇散もそのうちの一つです。香蘇散には紫蘇(紫蘇葉)が含まれ、欧州のハーブティーのような作用があります。香蘇散の加減方のひとつに正気天香湯があり

「婦人、一切の緒気、或いは上湊して心胸、或いは脇肋を攻めるを治す」(丹渓纂要 廬和)

と書かれています。その正気天香湯をさらにより症状に良くしたのが「花月」という処方で、軽度の気持ちの疲れ、気が晴れないときに頭に雲がまとわりつく感じ。そんな時が一番効果があるようです。 建林松鶴堂正気天香湯「香蘇散(香附子・陳皮・蘇葉・甘草・生姜)-生姜+烏薬+乾姜」 花月は正気天香湯に芍薬・桔梗・沢瀉・細辛・防已・石膏を加えた処方です。

商品名  花月 エキス顆粒 (かげつ えきすかりゅう)
ジャンル 第二類医薬品
内容量 90包入り/箱
商品単価 7400円(税抜き)
ポイント 効能効果:緊張感、興奮感、いらいら感の鎮静。上記に伴う頭重・疲労倦怠感の緩和
販売元 建林松鶴堂
摂取方法など 15歳以上1回1包(2g)を1日3回

※煎じ薬の花月湯は取り寄せになります。8包(8回分)5100円(税抜き)になります。煎じ薬とは、朝に煎じてそのエキスを1日かけて服用します。煎じるため匂い・手間などはありますが、効果は良いです。

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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