大阪の福田漢方薬局|漢方家族.com

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四逆散はこんな人に効きます

   

四逆散という処方があります。ストレスによる心身の症状(自律神経失調症・不眠症)だけでなく、神経性胃炎・逆流性食道炎・過敏性腸症候群にも使う漢方の基本処方です。

四逆散の添付文書には下記のように記載されています。

体力中等度以上で、胸腹部に重苦しさがあり、ときに不安、不眠などがあるものの次の諸症:胃炎、胃痛、腹痛、神経症(救心製薬四逆散より)

処方構成としては、柴胡・芍薬・枳実・甘草の4味で、よく考えられた処方です。寒性の生薬の「芍薬と柴胡」の組み合わせが重要で、気滞によって起こる熱感へのクールダウンと「肝」の機能改善(補血・柔肝)が期待されています。また芍薬と甘草によってストレスや緊張による痙攣などを取り去る効果もあります。枳実によって溜まってしまった気の流れを強く洗い流します。

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気の流れが停滞している「気滞」を改善

「気の流れ」「気の滞り」漢方では「気」という言葉をよく使います。気は滞ることなく全身を循環しているのが正常です。例えるならば「高速道路」のようなモノです。高速道路が渋滞を起こすと、、、荷物が届かなかったり、乗っている人がイライラしたりしますよね。人体では悪循環でストレスが溜まりやすくもなります。

気滞の症状としては憂鬱感、ため息、しゃべりたくない、月経前のイライラ・落ち込み、胸苦しい、肋骨の辺りの脹痛、月経時の乳房の張りなどが起こります。イライラも熱感を帯びて、すぐに反応する割には、全体的にパワーダウンしてしまいます。

四逆散は「車の流れ」を整えて、流れを調整する処方です。流れを調節するため、ぼーっとしたり、眠くなったりということがありません。その辺りが西洋の向精神薬と違うメリットです。ピアノや論文の発表会で緊張するとき、手足が冷たくなったことありませんか?手足が冷たくなるとき・・・というのも四逆散の一つのポイントです。

類似処方として、柴胡疎肝湯(四逆散+川芎+香附子+青皮)があります。四逆散より気を流す生薬が含まれており、痛みや痞えの強い、首や肩のこわばりが強い場合に使ったりします。血府逐瘀湯(桃紅四物湯+四逆散+牛膝+桔梗)も類似処方です。女性の生理痛・PMS・胸や脇の張り・頭痛などにもよく使う処方です。

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