福田優基– Author –

ゆうき先生:漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。
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沙棘のオイルってどんな成分が入ってるの?
勉強会に参加してきました。今回は紅沙棘(沙棘のオイル)を中心に勉強。紅沙棘は「軟カプセル」に入ったサプリメントですが、そのカプセルの中身が写真のオイルです。思ったより濃い~~オイルです。この紅沙棘オイルですが、1トンの果実から1Kgしか採... -
ガンの5年生存率ってなに?
ガンに罹患された患者さん。その患者さんの治療効果を確認する方法として「5年生存率(5年相対生存率)」があります。 国立がん研究センターによれば、 5年相対生存率:あるがんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標。あるが... -
花粉予想の花粉は結局どのくらい?平年との比較。
2013年は冬の寒い時期が長かっただけに、花粉の季節が一気に来て、「症状が例年よりも酷い!!!」という患者さんも多く来店されました。2011年も特に酷かったです。今まで花粉の傾向すらなかった人まで、ズビズビと鼻水をすすっていました。 ただ、新聞な... -
パナックス・ケイギョク(瓊玉膏)は終売しました
残念なお知らせ、になりますが、パナックス・ケイギョクを製造していた信州製薬株式会社が、会社を解散してしまいました。瓊玉膏は良い処方だっただけにとても残念です。 似た名前の処方に株式会社栃本天海堂の開豊瓊玉膏(かいほうけいぎょくこう)があり... -
店頭のポットを春の花に植え替えました
そろそろ4月になりまして、店頭の花を入れ替えました。閉店から始めて、終わったのが0時・・・。腰が痛いです・・・。 ネメシアメロウ:花の時期は春から夏までと秋から冬まで。こんもりとした花が咲いています。雨に当たると色あせするらしいのですが... -
重鎮安神の「琥珀」と漢方薬(イライラで眠りにくい)
琥珀とは、松脂(マツヤニ)などの樹脂が長期間に地層に埋没した化石です。世界各地で採れますし、日本では東北地方の久慈で採れていたようです。昔は金貨と同じように珍重されましたし、今は特に虫などが封入された琥珀にアクセサリーとしての人気がある... -
多汗症と漢方「接客をしていると、額に玉のような汗が出てみっともない」
通常では汗がでない状態なのに汗が出る状態、また、それが気になって「多汗症なのですがいい漢方薬はありませんか?、、、」とご相談いただく場合があります。 店頭で多いお悩みでは、 [st-mybox title="" fontawesome="" color="#757575" bordercolor="#B... -
花粉症の目の痒みに使う漢方薬は
花粉の酷い年ってありますよね、ある年の花粉は壮絶で・・・数日間で大量の花粉が一気に飛散しました。昼過ぎに駅を降りた時点から目が痒い。ちょっと歩くとクシャミ、鼻水。会議が終わる頃には、目がすごく腫れてしまいました。 花粉症の目の痒みにお勧め... -
漢方薬で妊娠した方が遊びに来てくれました!
漢方薬を服用されて妊娠した方が、遊びに来てくれました。 遊びに来てくれたのは、現在7ヶ月と5ヶ月目の妊婦さん。 どちらも35歳を少し越えた、、、どちらかといえばアラフォー世代(^-^;;; です。 妊娠が確定してからも「無事に成長してくれれ... -
独歩顆粒の効果とは?
要約:独歩顆粒は、腰や膝の痛み、関節痛、しびれなどに効果的な漢方薬で、冷えや湿気による慢性的な痛みに適しています。独活寄生湯を基に16種の生薬を配合し、気血の流れを整えて痛みの原因を取り除きます。継続服用が効果的で、高齢者の膝痛や坐骨神経... -
女性の血の道症、血虚とは?
女性独特の症状を漢方では「血の道」と呼ぶことがあります。 血の道症(ちのみち しょう)とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである[参照:wikipedia... -
補陽還五湯(ほようかんごとう)はこんな処方です
脳卒中のあと、後遺症に苦しめられる方は多いようで、手足の痺れや、ろれつが回らない、片麻痺(顔面のマヒ)などのご相談があります。長期間に渡った症状が、すぐに治る・・・というものではないのですが。今後の再発予防のためにも長く服用して頂きます... -
甘茶(アマチャ)の飲み方
4月8日の花祭り。お釈迦様の誕生日です。花祭りでは、甘茶の煎じ液を仏像にかけたり、飲用する風習があります。 甘茶の飲み方 これが甘茶です。揉んで発酵させるお茶なので烏龍茶のような感じです。 急須でアマチャを飲む場合 ひとつまみ(0.5~2g... -
習慣性流産(不育症)での漢方。婦宝当帰膠、双料参茸丸などを服用して10週の壁を突破しました
せっかく妊娠したのに・・・流産はとても悲しいことです。ただ、そういった流産は、6人に1人は経験するほど、比較的多い状況です。10週や12週以内に起こることが多く、20代よりも30代以降には4人に1人は経験しています。 原因は、子宮の奇形や... -
婦宝当帰膠は便秘を治すチカラもあります?!
不妊症のご相談を受けていると意外な質問に出会うことがあります。 『婦宝当帰膠には便秘を治す成分が含まれていると聞きました』 『私は下痢気味ですが、体に合いますか?』 ん・・・んんん?!ちょっとまってくださいね。 「どこでそんな話を聞かれたの...