バーでの勤務、人間ドックで見つかった胆石に漢方を使った話。

35歳男性、バーでの勤務。お店を閉めた後お客さんとラーメンを食べに行く機会が多い。忘年会シーズンでバタバタしていたら、年末に急に腰の後ろが立ち上がれないほど痛くなり救急車で運ばれた。年明けに人間ドックに行ったところエコーで胆石が見つかった。大きさは6mmと3mm。経過観察とのことだったが、深夜にラーメンを食べた後はじんわりとおもだるい気がする・・・。

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胆石。怖いですね。身近に一人は「胆石で悩んでいる方」おられると思います。「数ミリの小さな胆石」でも詰まるとすさまじく痛みます。ただ、落ち着いてしまうとけろっと痛みを感じなくなることから病院ではよっぽどのことがない限り「経過観察」になるという困った病気です。

12月や1月の忘年会・新年会、4月の歓迎会のシーズン、この時期はストレスや食生活の変化で胆石がうごめき出すシーズンです。脂っぽいモノを食べる機会が多く、胆石もムクムクと成長するんですね。「痛みが急に出て・・・今は治まってるけどまた痛くなるか不安だから、、、何とかならない?」こんな問い合わせが多くなります。

胆石には色々な種類があります。→詳しくはこちらに書いておきました。

上記の症例で。この方はお酒もかなり飲めるらしく。一晩で500mlのビールを3本、焼酎をダブルで2杯が標準とか。『飲み過ぎですよ(;´Д`)お酒は少なくできませんか?』「仕事だからねぇー」

ただ、最近は「体がだるい」「肝数値が高くなってしまった」こともあり、今後に不安感が出てきたようです。

食生活を改善して貰うのが一番ですが「仕方がない」と思って、お勧めした処方が「潤勝散木鶏丹」のセットでした。ええ、しばらくの間は、竜胆瀉肝湯という処方も併用してもらいました。1ヶ月後ぐらいは半信半疑で続けてたようですが3ヶ月に入って「このごろ背中の違和感が無くなって楽になりました!」とご連絡があった後は、木鶏丹だけ時々服用されているようです。木鶏丹はお酒の調子がいいとか。もちろん、胆石は落ち着いただけで治ったわけではありません。「生活には気をつけて下さいよ!」と厳しくお話ししています。

胆石やお酒(肝数値上がっていませんか?)のご相談は下記電話番号までお電話下さい。

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この記事を書いた人

福田優基のアバター 福田優基 薬剤師/国際中医師

ゆうき先生:漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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