薬局専門の牡蠣サプリメントを比較した

睡眠障害や不妊症などのご相談をしていると。ミネラル不足を補うサプリメントが欲しいなと思っていましたので、薬局専門の牡蠣サプリメントを複数取り寄せて検討していました。

牡蠣サプリを作っているメーカーはたくさんあって「○○と書いてるし、どのメーカーでも同じじゃない?」と(一般的に)思ってしまうのですが、例えば有名な「高麗人参」でも料理の参鶏湯に入ってる白参、調剤用の紅参、薬用酒に使う高級なモノ、では値段も成分も全然違います。市場に出す場合は「高麗人参」としか書いていないメーカーが多く、入ってるとは思うけど・・・大丈夫?と疑問に思う製品すらあります。

牡蠣サプリをインターネットで眺めていると、独自性を出そうとしているのか、シジミ・オルニチンを入れたり、マカを入れたり、葉酸を入れたり(^-^;;;; 健康な方が栄養補助に服用するのにはなんの問題も無いのですが、漢方がメインで、牡蠣は補助と考えると、シンプルな製品を考えてしまいます。

あと、メーカーとして信用できるか(商品説明が出来る担当が居ることは大切、成分だけ指定して外注しているメーカーもあるし、なぜそんなに「安くできるのか」判らないようなメーカーも)、継続的に商品供給ができるのか(売れなかったらすぐ販売中止、お菓子ならいいですが薬局では・・・)、勉強会が開催されているか・会組織があるか(メーカーの熱心さが判ります)、は大切だなと思います。さて、3社ほど牡蠣の製品を作っているメーカーをピックアップしてサンプルを取り寄せてみました。

左からマナマリン(仙三七を作っているベネセーレ)、ワタナベオイスター(漢方系の不妊相談を専門にしている先生が取り扱っていることが多い)、バランスターWZ(日本クリニック、会組織がしっかりとしている印象)の3製品です。

まずは食感から。

マナマリン  やや光沢のある錠剤、大きさは8mm程度、噛むとぱりっと割れる、中身は溶けにくく硬い印象、味は他に比べて少ないがややほろ苦いオイスターの味。
ワタナベオイスター やや光沢のある錠剤、大きさは8mm程度、マーブルチョコより二回り小さいぐらい。匂いはない。噛むとやや柔らかく潰れる。噛みつぶしたときの味はほろ甘く、オイスターソースという感じ。やや湿ったような食間。日本酒に合いそう。
 バランスターWZ やや光沢のある錠剤、大きさは8mm程度、噛むと硬い。中身も硬く、飴(飴ほど硬くないが)を噛みつぶしている感じ。味はマナマリンに比べて強いが、ややほろ苦いオイスターの味。 

マナマリンとバランスターWZの味は似ていて、ワタナベオイスターだけ少し違う感じかな。特徴としては、マナマリンは湯煎抽出、ワタナベオイスターは活性型、であったりと色々とありますが、知り合いに聞いて、自分で服用してみて、感じていくものだと思いますので(^-^;;;;

  マナマリン ワタナベオイスター バランスターWZ
メーカー ベネセーレ 渡辺オイスター研究所 日本クリニック株式会社 
勉強会 有り 有り 有り
金額(税抜 500T 40000円
120T 12000円
600T 40000円
300T 21000円
160T 12000円
 85T  6800円
480T 38888円
260T 23333円
120T 11666円
原材料  湯煎抽出牡蠣肉エキス、セルロース、乳化剤、被包剤・還元麦芽糖水飴、アラビアガム、シェラック、カカオ色素、カウナウバロウ、ミツロウ 牡蠣肉エキス・白糖・乳糖・還元麦芽糖・増粘剤(アカシア・プルラン)・微粒二酸化ケイ素・ゼラチン・着色料(カラメル・ココア・フラボノイド色素)・炭酸Ca・グリセリン脂肪酸エステル・セルラック・光沢剤

 牡蠣肉エキス・セルロース・乳化剤・(被包剤)糖類(還元麦芽糖水飴・還元オリゴ糖)増粘剤(アラビアガム)・シェラック・カカオ色素・カルナウバロウ・ミツロウ

ひとまずワタナベオイスターの勉強会に出て前向きに考えていこうと思っています。晴れて契約しましたら、またブログに記載します(^-^)

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この記事を書いた人

福田優基のアバター 福田優基 薬剤師/国際中医師

ゆうき先生:漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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