産後のトラブル

産後の体調不良(不眠・不安)の改善に漢方を

出産後から体調が悪い、特に「寝付きが悪い」という相談がありました。出産後、女性は育児もあり、家事もあり。忙しくて体調を崩しがちでした。この方は2年過ぎても体調が回復しなくて、、、。ご相談となりました。

30代後半の女性:産後の体調不良

30代後半の女性、第一子誕生後2年経過。出産後から眠りが浅く、体がだるい、疲れやすい。貧血のような症状が現れる。病院で鉄剤を処方されるが改善しない。

夜中に起きると、次は寝付きにくい。産後すぐに復帰した仕事も忙しく、ゆっくりと休みが取れない。ご本人は肌荒れも気になるとのこと。

漢方での対策

睡眠がうまくいかない、こういったお悩みは多く、西洋医学では睡眠薬か鉄剤がよく処方されます。睡眠がうまく行かない原因は「寝るための何か」が不足しているためで。この状態で睡眠薬を服用してしまうと、すっきりと眠れない、眠たい状態がダラダラ続く・・・など患者さんの期待しているほど効果が上がりません。

「産後の養生が大切」と言いますが、その養生がうまく行かなかった、、、

「肝血虚」と呼ばれる症状です。肝血虚でよく起こりやすいのは、

  • 寝付きが悪い
  • 夢を多く見る
  • 体が固まる
  • 胸が苦しい
  • 目が乾燥したり渋る
  • 疲れるとイライラする
  • 肌の乾燥

もちろん、産後だけではなく、全般的に起こりやすいのですが。改善する処方としては、血を増やすような「四物湯」を基本として検討します。この症例の場合は、加味逍遥散加四物湯、麦味参顆粒+α、を検討しました。

漢方を服用してその後

まずは試してみたい、とのことで加減して、「麦味参顆粒」を加えて1ヶ月様子を見てもらったところ。今日、「熟睡できました!」と嬉しいお電話がありました。また良く聞くと、長い間途絶えていた生理も始まったとのこと。継続するようにお話しして、電話を切りました。第二子を目指したい!とのことです、少し気が早いですが、、、頑張ってください!

  • この記事を書いた人
福田優基

ゆうき先生

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

-産後のトラブル
-

© 2021 東大阪市の福田漢方薬局