要約:この記事では、漢方薬「桂枝湯」をベースにした処方の派生について説明しています。桂枝湯は風邪や肩こり、腹痛、胃痛などさまざまな症状に応じて使い分けられますが、生薬の組み合わせや量の調整によって異なる効果が得られることが特徴です。カレーのスパイスに例え、漢方の処方の変化と奥深さが強調されています。
漢方では、何かの生薬を加えたり引いたりしてクスリとしています。桂枝湯から中心に派生する処方を記載してみました。カレーの「スパイス」をイメージして貰うと分かり易いですね。
カレーの基本スパイス「クミン・コリアンダー・カルダモン・ターメリック・シナモン」にガラムマサラを加えるお店もあればシナモンの代わりに別のスパイスを加えようか、そんなお店もあります。ターメリックの量の加減、バランス、産地でも味が変わります。ご家庭なら、最後にリンゴを摺って入れたり、パイナップルを添えるご家庭もあるでしょう。
こうしたカレーの特徴、変化、派生は、漢方とすごく似ています。
そして、クミンとコリアンダーを混ぜるとクミンandコリアンダーの味がする・・・ワケでは無く、複雑な味になりますよね。つまり、混ぜることによって成分も変化してより奥深い味が誕生します。
漢方の場合、注意して貰いたいこと。同じ桂枝湯からの派生でも、風邪や肩凝りに使う場合、腹痛や胃痛に使う場合など全く違う使い方をしているところです。臨床ではメインになる生薬(君)、それを支える生薬(臣佐使)の組み合わせによって使い方が変わります。その辺りは、漢方の面白いところです。