漢方実務実習

おさえておきたい漢方のはなし。きょうの健康「漢方を知ろう!」

きょうの健康「漢方を知ろう!」2016年3月14日放送~)が面白かったので、漢方実務実習に使おうとまとめつつ資料を作りました。「きょうの健康」でこういった番組をしてもらえるのはとても嬉しいです ヽ(´ー`) いつもの放送は西洋一辺倒なので。

漢方は体に優しいイメージがあるけれども!

ナレータさんからの体験談で番組が始まります。

漢方のイメージは体に優しい・病気になったら試してみたいと思う
しかし、いざ具合が悪くなったらすぐに治したいので、即効性のある薬を求めてしまう
引用:きょうの健康 漢方を知ろう!

元気なうちはまだまだ大丈夫と思っていますが、体調が崩れるとすぐに治したい。すごくよくわかります。膝が痛い、腰が痛い「すぐに」痛みを止めたい。私でもそう思います(^-^;;;

NHKきょうの健康

漢方薬のメリットを感じていても、「すぐに」と思うとステロイド、ホルモン剤、抗生剤、睡眠薬など、即効性のあるものを求めてしまいます。

急性の症状ならそれでもいいのですが、「慢性の症状」例えば年齢と共に起こる「だんだんと朝起きてもスッキリしない、体がだるい、腰がおもだるい」そんな不快な症状はありませんか?病院に行ってそれらが治ればいいのですが、、、。「具合が悪くて医療機関を受けたけれども、何も見つからりません」「Drには老化のせいだね、といわれました」そんなご相談は多いです。しかし、ご安心ください。漢方薬は西洋医学と違ってデータに出にくい不定愁訴は得意分野です。

薬を飲み過ぎてお腹がいっぱい・・・

ご高齢になると「血圧・高コレステロール・安定剤に寝る前の睡眠薬と痛み止めも・・・」と5種類ぐらいは普通だったりします。ただ、最近よく報道されている通り、薬の量が増えると副作用も起きやすくなります。漢方は全体像を見て改善しますので、多くの薬を少なくすることが出来るかもしれません。

高齢者は飲む薬の種類が増えると、副作用が起きやすいというデータがある。だが、内科、整形外科など細分化した診療体制では患者が飲む薬の全体像を把握しにくく、薬の種類も増えやすい。近年、新薬が相次いで開発され、使える薬が増えたことも背景にある。高齢者の薬どう減らす…副作用増、薬局は出すほど利益2015.12 ヨミドクター

まとめますと、漢方の治療で近年求められているのは、

検査で異常が見つからないとき
西洋医学的治療では十分な満足が得られないとき
引用:きょうの健康 漢方を知ろう!

こういったタイプのお悩みです。あと、時々ですが、西洋薬が嫌い(酷い目に遭ったことがある)、病院に行きたくない、などのご相談もあります(^-^;;;;

漢方医学・西洋医学の違いはどこにあるの?

西洋・東洋、同じ医学ですが、同じ病気でも治療へのアプローチが違ってきます。表にしてみました。西洋医学は病名からガイドラインに沿って治療をすることが多いのに対し、東洋医学では病気に対する体の反応、体質と反応を見ています。

西洋医学では検査・病名を確定すれば標準的な治療があるのに対して、東洋医学は職人技のような世界です、漢方薬局は小さな店舗が多いのもそういった理由でもあります。

  西洋医学 漢方医学
治療方針 病名を明らかにして治療
原因と考えられる場所に対して治療
病気に対する体の反応を見る
診断名は「証」
薬の違い 人工的に化学合成したもの
単一成分のものが多い 

2種類以上の生薬を組み合わせたもの
生薬:植物・動物・鉱物

  効果がシャープである
色々な病気を持っていると対する処方薬が増える
 

漢方の処方の選び方

漢方医学が出来た時代にはレントゲンや超音波など便利な検査が発明されていませんでしたので「独自の処方の選び方」が発展を遂げました。中医学では弁証(べんしょう)と呼びますが、患者さんを見て聞いて色々と対話をしつつ検討をしていきます。詳しく説明していきたいと思います。

弁証:陰陽(八綱弁証)、気血水弁証など
 陽証は病に過剰に反応した状態から、病気の進行と共に病への抵抗力不足の陰証に移る
 気血水はそれぞれが関わり合いながら体の中の循環しバランスを取っている。
  引用:きょうの健康 漢方を知ろう!

  • この記事を書いた人

ゆうき先生

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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