粉を吹くようなアトピー性皮膚炎が改善した例

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30代アトピー性皮膚炎:症例

夏頃の来局された30代、アトピー性皮膚炎の女性です。顔や膝関節、首筋も皮膚症状が酷くなっていました。

病院にてステロイドを処方されるのですが、中止すると悪化して、再開すると治って、を繰り返していたとのことです。下の写真はステロイドを止め始めた時期なのですが、カサカサ感がだんだんと酷くなってきています。皮膚の一部は粉が吹いているようで、色素沈着して汚く見えてしまいます。子供の頃からのアトピー歴は20年ぐらいでしょうか。仕事を始めてから悪化したとのことです。

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子供と大人のアトピー性皮膚炎は違います

一般的に「アトピー」と括ってしまいますが、子供と大人は少し違っています。子供は成長の過程で出ることが有り、徐々に成長し改善が見られることがありますし、食物性アレルギーは徐々に少量の食物になれていくことで改善する可能性があります。(※ただし状況によりDrの指示が必要)

アレルギーの原因と考えられるものを少量食べさせて反応を見る『食物経口負荷試験』などで一定量は食べられると判断された場合、必要な栄養を可能な限り摂取させる「必要最小限の除去」が主流になっている。アレルギーの食べ物あえて食べる「経口免疫療法」 アレルギー治療で重症9人…「経口」試験・療法の子ども

大人のアトピーは違います。仕事や環境のストレス・生活習慣・食生活などが原因で悪化して、さらに悪化して、酷くなってから来局されることが多いです。

夜中無意識に引っ掻いて(引っ掻くとすごく気持ちいいらしいです)、血だらけになって朝起きる、という方もおられました。アトピーの方は皮膚の防御力が低くなっていますのでとても細菌感染を起こしやすくなっています。

夜寝る前に手袋をはめたり、しっかりと手を洗ってから寝るようにお願いしていますが、、、。※ 黄色い膿が出ている場合は、細菌感染が疑われますので皮膚科を紹介しています。

この方の場合は、すごく皮膚の症状に気をつけていて。毎日手袋をして寝ているとのこと。ただそれでもよく見ると無意識に引っ掻いてしまって、細かい傷が出来ています。

まず、シャンプーを変更するようにお話ししました。オードレマンDシャンプー、皮膚症状が落ち着く方が多いので好んで使っています。泡が立たないのですが、余計に皮脂を取らないシャンプーなのがポイントです。

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漢方処方としては温清飲、五行草、消風散などを併用して貰っていました。もちろん、生活養生も大切ですよ。色々と大変だったのですが、数ヶ月後には↓↓↓

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このようにかなり改善しました。それからさらに1年ほどかかりましたが、ある程度安定するようになりました。ある程度、というのはストレスがあったり睡眠が不足するとやっぱり悪化します。

アトピーに関しては「すぐに効果がありますか?」との質問をいただくことがありますが、20年来のアトピーは数ヶ月で改善する事はまずありません。

地道な改善が必要になります。ただ、生活習慣、食生活を改善するだけでもだいぶと生活が楽になります。諦めずに、まず始めることがポイントです。

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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