アトピー、掌蹠膿疱症 漢方の勉強会記録

アトピー性皮膚炎の勉強会、食生活要因、皮膚要因とが大切

だんだんと寒く空気が乾燥してきました。季節の変わり目は、皮膚病の方も症状が大変になる時期です。東京の日本橋まで、皮膚病・アトピーの勉強会に行ってきました。スライドなどをみつつ、症例の検討会などがありました。

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皮膚病は生活習慣と大きく関係しています。ステロイドを塗布すると、もちろん治るのですが、ステロイドを離脱するとひどくなる。じゃぁ、生活習慣を改善できるか、といえば、なかなか人間は弱いもので改善できない。そのあたりが難しいです(=_=;;;;

さて、アトピーのお話です。漢方的なアトピーのポイントは、炎症のある時期、と炎症のない時期を見分けること。炎症があればそれを優先します。

火事の時には、さきに火を消し、延焼を止めることが大切です。熱をとる漢方薬として状況により違いますが、「清営顆粒、桃核承気湯、黄連解毒湯、白虎加人参湯、瀉火利湿顆粒(竜胆瀉肝湯)」などがあり、「五涼華・五行草・板藍茶」なども併用します。

ただ、黄色い汁が出て感染を起こしている場合などは皮膚科も紹介しています。(アトピー性皮膚炎などでは皮膚の免疫や状態が悪く、夜爪でひっかくこともあるため、感染を起こしやすいです

皮膚症状が落ち着いているとき。体の冷えがあれば体を温めて、陽気を増やすような海馬補腎丸、麻黄附子細辛湯など、状況を見て八仙丸・瀉火補腎丸(知柏壮健丸)などで体質の強化を図ることもあります。その間の食事の改善と外用薬(保湿)も大切です。

アトピーと体質の改善

アトピーの方の体質として問題なのは、食生活要因、皮膚要因。あと、養生として、病気が治った方も、秋の季節は油断してはダメです。体質的に乾燥に弱いので、乾燥をさせてしまうと、乾燥→(弱い痒み)→引っ掻く→赤みを起こす→急性の炎症と、後戻りしてしまうことが多いです。

  • この記事を書いた人

ゆうき先生

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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