五行草茶をこうやって使っています

目次

五行草とは?

五行草、スベリヒユは、田畑やあぜ道などに自生し、夏の暑さにも強い生命力のある植物です。私はまだ食べたことがないのですが(^-^;;; 山形県では茹でて辛子醤油で食べるとか、中国やヨーロッパ等ではサラダや炒め物などにして幅広く食されています。日本では亜種がポーチュラカという名前で、販売されています。当薬局でも(観賞用の品種を)栽培しています。

茎が赤く、葉が緑、花が黄色(黄色以外もありますが)、根が白、実が黒いことから中国では五行草とも呼ばれています。

五行草は民間薬としても使われていて、書籍には腫れ物やニキビ(皮膚症状)にも効果があると書かれています。

スベリヒユ
取り方・作り方:地上の全草をとり、乾燥させますが、肉が厚く水分が多いので、細かく刻んで日光に干すとよく乾きます。
効用:肝臓病、淋病、腫れ物、ニキビ、強壮に葉茎を15gを煎じて服用します。痔やいぼ、タムシなどに生の葉の絞り汁をつけます。食用には全草をゆで、あくをぬき、おひたし、ごまあえ、味噌汁の具にして食べます。 引用:薬草・漢方薬効き目のある飲み方作り方 新星出版社

ポーチュラカ

五行草の評判

五行草はメキメキと効果があるようなものではありませんが、漢方にプラスしたり、予防的な服用として使うのがいいかなと考えています。ニキビ、水イボ、胃腸症状に+αとして使っています。症例としては、

ニキビ

[st-mybox title=”症例” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

30代女性、顔の頬から口の周りにかけてのニキビ。白や黄色いニキビが散発的に出来る。20代は実家暮らしだったが今は一人暮らし。忙しい職場のため、食生活が不規則。コンビニ弁当が多い。野菜はほとんど食べられていない。便通悪く、ガスはかなりくさい。

[/st-mybox]

清上防風湯・五行草茶・      をお渡ししました。五行草茶は食事の時にお茶に溶かして服用してくださいと。食生活などもしっかりと改善して貰いましたが、ニキビは半月ほどでかなり改善され始め、半年ぐらいで中止しました。(ただ、その後、仕事が忙しくコンビニ弁当が続いたため悪化・・・ひとまず五行草茶はずっと継続することに)

 

水イボの場合はこのように塗布したり服用したりしています。

[st-card id=407 label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]

五行草の漢方的考え方

五行草は、漢方で

  • 性:寒
  • 味:酸
  • 帰経:大腸・肝
  • 効能:清熱解毒、涼血止血

といわれています。細菌性の感染症や炎症によって起こる熱を冷ます力があります。皮膚症状の湿疹やアトピーなどにも使える便利な生薬です。

毎回生薬を煎じると大変なので、製品になったものが有ります。エキスを抽出して、粉末状にしたものが五行草茶。インスタントのお茶のように溶かして服用してもいいですし、粉のまま、服用してもOKです。 例えば胃腸虚弱の方に香砂六君子湯と一緒に使ったりしています。

五行草茶がリニューアルしました

五行草茶が久しぶりにリニューアルしました。下の写真が旧版です。

リニューアル前の五行草茶

五行草茶、スティックタイプになりました(2019年~)

変更点:

トレハロースに変更することで、食感がヒンヤリとしています。ちょっと苦い処方でしたが苦みがかなり改善されています。内容量が増えていますが、有効成分の量自体には変更がありません。

新五行草茶 (新) 五行草茶
内容量 1.5g×60包 1.0g×60包
包装 スティック 3方シール包装
原材料名 スベリヒユエキス末
トレハロース
二酸化ケイ素
乳糖
スベリヒユエキス末
デキストリン
食品として1日1~6包を目安に
お召し上がりください。
食品として1日1~3回、1~2袋を
目安にそのまま又はお湯などに溶かして
お召し上がりください。

五行草茶のメモ

商品名  五行草茶
ジャンル 健康食品
ポイント おなかの調子が悪い、皮膚の症状にも
内容量 120包/60包
商品単価 120包8510円/60包5500円(税抜)
販売元 イスクラ産業株式会社
摂取方法など 食品として1日1~6包を目安に
お召し上がりください。

この商品は店頭のみの販売になります

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

福田優基のアバター 福田優基 薬剤師/国際中医師

ゆうき先生:漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

目次