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味覚障害の漢方薬

味覚障害には色々な原因があります。

目次

味覚障害の原因は?

薬による味覚障害

降圧利尿剤、冠血管拡張剤、肝治療薬、抗菌剤、抗がん剤などで起こりやすくなります。これは、化学構造にSH基やCOOH基、NH2基を含むために、亜鉛とくっついて、体外排出を促進するため、亜鉛が不足する原因になります。

亜鉛欠乏性の味覚障害

病院では味覚異常の治療として、プロマックという亜鉛を含む胃腸薬を適用外で使うことが多いようです。サプリメントとしては、亜鉛系のサプリメントが数多く市販されています。

DI誌によると、プロマック1日150mg経口投与の例が多く、その場合亜鉛量は約34mgです。サプリメントの場合は多くの種類で1日摂取量として約15mgが設定されています。

亜鉛の摂取量、成年男女で推奨量が6~9mg、上限が33mg/日に設定されています。実際の生活においては、サプリメントや処方薬だけでなく、食事からも亜鉛は取れます。カキなどの亜鉛含有量は比較的高く、1日あたりの必要量を1つで取れる場合もあります。

治療においては、1ヶ月で効果がある場合もありますが、3~4ヶ月かかる場合もあります。結構、幅があるようです

※上限量は、LOAELを基準に、この程度ならまずまず副作用が誰にも出なくて安全だろう、という量です。これを超えた場合、必ず副作用が出るわけでもありません

ただ、亜鉛自体の毒性はきわめて低いとは言われていますが、亜鉛を過剰に服用すると、鉄や銅の吸収阻害によって(特に銅)、SOD活性の低下、貧血などを起こすと言われています。

※剤型・製品などにより吸収効率などが違いますので、一概には言えません。ざっくりとした計算です。

アルコールや口腔洗浄剤の刺激

強いアルコールや口腔洗浄剤(口腔殺菌剤)などによる強い刺激によっても起こります。アルコール、口腔洗浄剤、刺激の強いガム、ブレスケア(飴・サプリ・錠)などを一時期中止します。

口腔内の乾燥や老化による味覚障害

口腔内の乾燥の場合や老化(粘膜や味覚の神経なども併せて)の場合、味覚障害が起こる場合があります。漢方の場合は、麦門冬湯、五苓散、それ以外にも色々な処方が考えられます。

口腔の乾燥が漢方薬で改善された例は、こちらをご覧ください。

味覚障害の場合は、 口腔の乾燥の改善と同時に、亜鉛のサプリ(当店では牡蠣のサプリメントを使っています)を併用する場合が多いです。早期でないとなかなか改善しにくい症状ではありますが、改善した例もあります。ご相談ください。

味覚障害にお勧めしている漢方処方

 

お勧めしている養生法

唾液が少なくなると味を感じにくくなりますので①唾液を出す体操 ②唾液を出す養生法 をします。ドライマウスに使う漢方薬(白虎加人参湯・百潤露など)と共に、新聞に掲載されていた方法もおすすめしています。

自宅でできることでは、水500mlに昆布30gの割合で一晩水につけて出しを作り、口に含んで良く味わってください。ダシから取れるグルタミン酸によって、唾液が出やすくなります。唾液が原因の場合、2週間ぐらいで改善が見られます。(2018/12/14 読売新聞 風邪の後の味覚障害Q&A)

昆布が面倒な方には、市販の天然だし(粉末)を濃いめに溶かすのをお勧めしています。ドライマウスに使う漢方薬は↓こちらから

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参考資料:日経DI 2009/7 PE10  日本人の食事摂取基準[2005年度版] 読売新聞2018/12/14 16面くらし

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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