目の疲れ、耳鳴り

耳鳴りが漢方薬で楽になった話

耳鳴りと首筋のコリでお悩みの40代後半の女性が相談に来局されました。先週、耳鳴りが楽になったとのお電話があったのでその症例を。

初回の相談は、12月です。血圧計で測定をしてみると、血圧がやや高めです。病院では、弱い降圧剤のみ処方され安定しているとのこと。ノボセ、目眩などが見られ、特に腰から下の冷えや疲れやすさも感じています。本人の主訴としては「耳鳴り」を改善して欲しい、とのことでした。

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『どうしたんですか?』 お聞きしたところ、ご親族の不幸があってバタバタしていたときに急に耳鳴りを感じるようになったとのこと。今まで感じたことはないジージーと低音で鳴っている耳鳴り。

こうした急に起こった耳鳴りの場合は耳鼻咽喉科の治療との併用をお勧めしています。この方の場合は受診したけれども特に何もなく、ビタミン剤などが処方されました。ただ、音はあまり変わらなかったため、それと元々漢方に興味があったとのことで、ご来局されたとのこと。

冷えがあり体力的にあまりない場合、八味地黄丸などベースにしてお勧めすることが多いですが、今回は、釣藤散と滋腎通耳湯を服用していただきました。

滋腎通耳湯は、四物湯(トウキ・ジオウ・センキュウ・シャクヤク)という補う処方が含まれていて、長く安全に服用できること。

お子さまが学生のため、イライラすることも多い、ということでストレスを上手に発散するための生薬「サイコ」の入った処方を選びました。

そのまま服用していただいて、2ヶ月、耳鳴りが楽になってきたとのことです。また、冷え症なども改善してきたらしく、そちらのほうが嬉しいとお話しされていました。

耳鳴りは、100%改善・・・はなかなか難しいのですが、人と話しているときには気にならない、夜寝静まったときだけ聞こえる、というように、漢方薬で生活レベルがだいぶと楽になることが多いです。

 

  • この記事を書いた人
福田優基

ゆうき先生

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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