不妊症:周期調整法勉強会
新大阪にて漢方の専門家による不妊症の勉強会が開催されました。
1988年に日本で紹介された周期療法ですが、それから20年。熱心に研究、研鑽が続けられています。
周期調整法の特徴として、女性の月経周期を陰と陽に分けて考えます。
1)陽盛転陰[月経] → 2)陰長 陰盛 [卵胞期]
→ 3)陰盛転陽[排卵] → 4)陰長 陰盛 [黄体期]
例えば、卵胞期には、卵胞の発育や子宮内膜の増殖、などの働きがあり、
この時期は「陰血」が不足しやすくなると考えます。
それらを補うよう調節[調理陰陽]をする処方を検討していく、のが重要になります。
ここからが個々の体質を見てになるのですが、例えば、補腎薬を選ぶ場合も、健康食品などをお勧めする場合も様々です。
特に連続して人工授精を続けていた場合、低温期がガタガタになったり、極端に長くなったりする場合がありますが、こういった場合も、漢方薬で身体を調節していくことが大切になります。