大阪府の委託を受けて、H16年に(社)大阪府栄養士会主催で、健康食品アドバイザーリーダー養成講座が開講されました。サプリメント、いわゆる健康食品、トクホといった様々なアイテムをアドバイスできるプロを養成するための講座です。講習には、薬剤師、薬種商、栄養士といったその道の専門家が集まります。講義内容も専門的で、各分野の専門家から具体的な話を聞きます。
受講してみたいけど、長時間拘束されるし、それだけの成果があるのか?どういたことを勉強しているのか?また存在自体すら知らない方が多いと思います。このページでは、実際受講している体験談を交えながら、健康食品アドバイザーリーダーについて考えてみたいと思います。※健康食品アドバイザーリーダー育成事業は終了しました。
アドバイザリーダーになるためには?
薬剤師、薬種商、栄養士の資格を持つこと。僕は大阪薬剤師会からの広報で知りました。応募者は多数だったようで、申し込み先着順で決まったようです。(FAXでの申し込みのみ)
会場での目算で250人程度(満席)、7割が栄養士、2割が薬種商、1割が薬剤師だと思います。資格を取るためには、すべての講義の出席が必須です。(20単元:1単元は2時間)受講は平日には18:30~20:30(1コマ)まで、土曜には9:30~16:45(3コマ)までのパターンでした。(H.16開始時点でのスケジュールです。詳細については大阪府栄養士会にご確認下さい)
どんな勉強をするの?
- 関連法律 健康増進方と栄養表示基準などについて
- 健康保持のための栄養学
- 保健機能食品の有用性・安全性に関する基礎知識
- 保健機能食品の成分機能および品質管理
- 食品成分と医薬品の相互作用
- 関連法律 薬事法と広告表現について
- 食品および食品添加物の安全性や衛生管理などに関連する知識1
- 同上2
- 医薬品との相違についての正しい理解
- 食品摂取基準と栄養補給
- 健康状態および栄養状態に応じた健康栄養の知識
- 保健機能食品などの有用性・安全性を考慮した使用法や摂取方法1
- 同上2
- 消費者の視点に立った情報提供と適切な助言
- 関連法律 景品表示法などについて
- 関連法律 食品衛生法と表示について
- 健康機能食品などと医薬品の相互作用
- 保健機能食品の市場に関する知識や海外情報などについて
- 栄養成分の体内代謝等について
- JAS法と食品品質表示について
栄養士さんの分野が多くあります、薬剤師が聞いてためになる話は多かったです。この事業は既に終了してしまったのが残念です。