生薬

生薬用語:生・刻み・丸切りの違い

私、難波のシャツ屋さんで「ヘリンボーン」と言われて「ヘッ?」と聞き返したことがあります。その業界特有の専門用語は難しいです(^-^;;;

同じように、漢方薬局で生薬を注文するときに「どんな状態を注文しておきましょうか?」「小口にしておきますねー!」と言われて「???!」とビックリしたことありませんか?陰虚や陽虚や寒熱やどうして漢方用語ってややこしいんでしょうね。

買うことなんて滅多にないですよ・・・

まぁそれはそうなんですが、例えば薬用酒を漬けるとき、入浴剤にするときは電話で問い合わせを頂くことがあります。

漢方の生薬ってそのままの形で売っているわけではなくて、切ったり刻んだりして販売しています。だいたい500g単位です。切ったり刻んだりは状態によって「刻み」や「生」や「○切」という言葉を使います。

刻みの生薬(葉モノ)

ヨモギの刻みの生薬です。葉が綺麗に粉砕されています。拡大していますが、実際に見てみるとかなり細かく粉砕しているイメージです。ヨモギは入浴剤に使われることがあるのですが、この状態だと少し細かい。できれば刻みよりも下の「生」を使う場合が多いです。

刻みの生薬(硬いモノ)

もうひとつ、根っこの刻みです。同じような大きさに刻まれています。料理をするんですが、根菜類って大体同じぐらいの大きさに切った方が同じような時間で味がしみこんでいいらしいですね。

写真は葛根の刻みです。煎じ薬を購入したときにはだいたいこんなのが中に入っています。生薬の善し悪しってなんで判るんだろう、、、と思いますが、良いものと安いものを並べるとやっぱり違いはあります。

生の生薬

「生」と行ってもみずみずしいわけではありません。葉を乾燥して砕いた状態。そのまんま、の生ですね。写真はヨモギの「生」です。ちなみにジュウヤクも「生」で販売しています。入浴剤として使うのにガーゼに入れる。茶パックに入れる。そんな時にはこれがいいでしょう。

丸切の生薬

生薬の根をスライスしてものを○切(まるぎり)といいます。これは料理の用語と一緒ですね。根っこの生薬で綺麗なモノは○切りが素敵です。見た目も綺麗で薬用酒とかにいいでしょう。写真は人参(生干人参)です。

 

  • この記事を書いた人
福田優基

ゆうき先生

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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