経口避妊薬の「ピル」が「感染症予防」になるという話を聞いたことがあったのですが、そのときは、なぜピルが??と思っていました。
解決しましたのでメモ。
ピルの感染症予防の効果
ピルを服用することで
月経に伴う失血量が減少
子宮頸管粘液の量を減少・頸管粘液の性状が変化
子宮頸管は月経中と排卵期に拡大するが、
ピルによりこれらの時期の拡張が抑制
↓
病原体の子宮への進入を阻止。
さらに、
子宮の収縮力を抑制するため、病原体が子宮から卵管へ移行するのを阻止。
つまり「ばい菌が子宮まで入りにくくなるよ」という、あくまで副次的な効果でしたが、合点がいきました。
※ 低用量ピルの子宮頸管粘膜に対する影響はそれほど強くありませんので、完全な予防は出来ません。
低容量ピルを服用中の基礎体温について
低用量ピルで、一相性ピルの場合、基礎体温も高温で一相になります。
※一相性ピルは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの値が、どの時期も一定です。
段階型ピルは、低温期と高温期の二相をになります。
※段階型ピルは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの含有量が時期によって変化します。
ただし、避妊効果は、変わりません。
参考:よくわかるピルQ&A 北村邦夫先生より