か行 目の疲れ、耳鳴り

クコ(枸杞子)

枸杞子の注文をいただきました。「何に使うのですかー?」とお聞きしたところ、ラジオ番組で枸杞酒の作り方をしていたのでやってみたい、とのこと。枸杞酒は家庭によって色々な作り方があるのですが、当家では「枸杞子とホワイトリカー、蜂蜜と氷砂糖」で作ったりしています。大体1ヶ月ほどで出来るので、色々と試してください、とお話ししていました。

枸杞子はナス科(Solanaceae)のクコ(Lycium chinense MILL.)の成熟果実のことを指します。杏仁豆腐の上に2~3個シワシワで赤い実のが乗っていることが多いですね。古来、不老長寿の妙薬として、漢方では滋補肝腎に働くとして重宝されていました。乾燥させると長持ちしますし、色も綺麗で、少しの甘味がありますので、ちょっとしたお菓子にも使われていたのかな、、、と想像します。

枸杞子 チャーハンなどに入れるのも美味しいです。大体10~30gぐらいが適量ですが、便が軟らかい人はより軟らかくなるかもしれないので注意ですね。

腎と肝の関係は、泉と草木の関係に例えられ、オアシスの周りに緑が繁るのと似ています。そして、泉が枯れると草木も枯れます。枸杞の実と菊の花は直接肝臓に働き肝臓と関係の深い眼に滋養を与えます。

これに六味丸という腎を強化する処方を組み合わせて杞菊地黄丸という薬が作られ、実際に内服する目薬として用いられています。(猪越恭也先生談)

 

漢方薬には、杞菊地黄丸という漢方薬もあり、枸杞子はその中の構成成分としても使われています。

 

  • この記事を書いた人
福田優基

ゆうき先生

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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