蛍光色の鼻水?!
あるお客さんが来られまして、
『 蛍光色の鼻水が出るのよ・・・ 』
とのこと。蛍光色ですか、、、。それはそれは(^-^;;;
「お風邪とか引かれた後じゃないですか?」
『そうそう。風邪の後なんだけど、なんだか気持ち悪くて、、、』
風邪の後に固まったような「黄色い鼻水」が出るという方は多いですが、中には「蛍光色」や「鮮やかな黄色・オレンジ」の鼻水が出るという方もおられます。
青い色(スカイブルー)の鼻水やミルク色という方も、、、。
特に、お子様に多いのですが、大人になっても出ます。
すべて「急性副鼻腔炎」の症状です。
鼻の奥の部分に、大きな戦場(空洞)があるのですが、
その空洞に菌やウイルスが入って白血球と戦います。
その、戦った残骸が、鼻水となって流れ落ちてきます。
炎症が進むにつれて、
頭が痛い、目が落ちそうになる、ほおの奥が熱っぽく重い。
下を向くと顔が落ちそうで辛い。涙が出てくる。
という症状が起きます。
そうならないうちに、早めの対処を心がけてくださいね。
漢方での対処法
漢方の場合では排膿(はいのう)という
読んで字の如く、「膿を排出する」ことを考えて処方します。
電車でもそうですが、まず「下車する」ところから。
出さないと何も始まりません。
上記の患者さんですが、まず膿を出す漢方薬を中心に服用して頂きました。
しかも、話を聞くと「目の周りに痛みがある」とのこと。
一緒に炎症を取るような処方を加えることで、4?5日でずいぶんと軽減しました。
副鼻腔炎はとても繰り返しやすい症状です。
一度治ったと思っても、また繰り返した!という話は多いですので、
この方の場合も治ってから1ヶ月はきっちりと服用して頂きました。
現在は、鼻水もなく過ごされています。