薬局実務実習受け入れ 一年目第三期

長期薬局実務実習の1年目第三期始まりました。実務実習は5年次に行われ、第三期は一番最後になります。※ 長期実習の用語についてはしもPTP(薬局実務実習)さんを参考にしてください。

当薬局では、薬局製剤・漢方製剤の協力薬局として実習生(薬剤師の卵)を2日間受け入れています。1日目は座学で、2日目は実習に当てています。 第三回とのことで、(こちらが)実習にもだいぶ慣れてきました。座学のスライドも大夫と改良してきて、いい感じになったと思います。

スライドの改良点と今後の改善点

・陰陽五行の理論あたりをばっさりと削除。→わかりやすい例でたとえて、再度検討。 わかりやすい、というのが一番難しいんですが、、、。

・肝心脾肺腎がつく実習先の薬局にある漢方薬を調べさせたらどうか?と聴講していた薬剤師の先生から意見あり。

→面白いかも。次回は事前の宿題として検討。

・眠らせないように、問題を出すことにした。→曲名瀬道三の読み方とかもいいかなと。

「天下三茄子といえば、九十九髪茄子、松本茄子、富士茄子ですが、名医:曲名瀬道三は一度は富士茄子を所有して~」と話せば、歴史好きの親父さんには受けるんですが、たぶん実習生には反応いまひとつでしょうね、、、。

・リニューアル時の申請用紙(薬局の)や、その基準などがあるので、見せることに。管理記録簿とか、その他の資料なども。薬局でしかみれない資料を体験してもらう。→リニューアル時の申請などについては、もう少し順序立てて話せた方が良かったかも。資料を整理すること。

・OTCの項目の充実。→実習生はほとんどOTCを触ったことがないので、もう少し漢方らしいOTCの知識を話せれば良かったかな。(漢方の医療用と一般用の違いなど)

・葛根湯の項目の変更→葛根湯を生薬単位で検討してみましたが、少し変えて、風邪の処方(風寒風熱)あたりをスライドにしていく予定。

DSC03809s

二日目の実習の写真です。実習では、葛根湯と六君子湯を調剤してもらいました。 前回の実習生は葛根湯の調整をしたことがあるとのことですし、今回の実習生も桂枝の味が苦手だったし、、、。次回はそろそろ別の処方に変えようかな思います。本当は、自分に合う処方を考えてきてください、とか面白いんですが、難しいかなー。

※※ 調剤の場合は、通常調剤室内で行いますが、研修ですので特別に大きなテーブルにて行っています。 ※※

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この記事を書いた人

福田優基のアバター 福田優基 薬剤師/国際中医師

ゆうき先生:漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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