薬の副作用で起こる男性不妊、意外な薬で勃起障害が?!

女性は妊活を始めると食べ物や薬・健康食品に気を遣いますが、男性はあくまで無頓着。知らないうちに、性機能障害を起こしている可能性がありますので、男性不妊を起こしやすいお薬についてメモしておきます。チェックしてくださいね。

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血圧を低下させる薬

降圧剤は体全体の血圧も下げます。陰茎にも血管が走っていて、その圧力で大きく(勃起)なりますから、、、。立ちにくくなったり堅くなりにくかったりという影響があります。

抗がんの薬

抗癌治療中に無精子症などを起こす薬があります。抗がん剤を使えば精子は死滅する、わけではなく、抗がん剤を中止すれば時間と共に精子量などが元に戻るものもあります、ご安心ください。ただ、精子への影響も考慮する必要があります。妊活中の場合で抗癌治療を受ける前には必ず薬剤師さんに聞いてください。

抗うつ剤などメンタルの薬

抗うつ剤は種類が多いのですが、性欲低下やEDなどが起こりやすくなります。ハロペリドール、リスペリドンは精神病の薬も影響があります。

胃腸の機能を改善する薬

ドグマチール(スルピリド)、プリンペラン(メトクロプラミド)は胃腸を動かすための薬として用いられますが、それにも性欲低下などの作用があります。ステロイド骨格を含む胃酸を抑制する処方薬タガメット(シメチジン)。結構よく使われるのですが、これにも勃起障害を起こす副作用があります。(すべての方に起こるとは限りません)

排尿障害の薬

「最近おしっこがでにくくて」という時に使われる薬、前立腺肥大などにも使われる薬は、精嚢収縮を起こし、射精障害を起こします。

薄毛の治療薬

薄毛の治療薬に含まれるフィナステリドやディタステリドは性欲低下やEDを起こします。いわゆるプロベシアという処方薬ですが、こちらはホームページにこんな注意書きがあります。管理には注意してください。

妊娠中の婦人が本剤を服用したり、破損した錠剤に触れて有効成分が吸収されたりすると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。なお、このお薬はコーティングされているので、通常の扱いにおいて有効成分に触れることはありません。AGA-NEWS

色々と記載しましたが、すべての方に起こるとは限りませんが、あれっ?最近おかしいなぁ・・・と思うことがありましたら、ちょっと注意をしてみてくださいね。

参考:日経DI 2014.06 PE007-009

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この記事を書いた人

福田優基のアバター 福田優基 薬剤師/国際中医師

ゆうき先生:漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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