六陳八新(りくちんはっしん)

漢方の言葉に、六陳八新(りくちんはっしん)という言葉があります。

生薬を使う場合、陳(古いものを使え)、新(新しいものを使え)という教えですが、
陳には、麻黄、狼毒、呉茱萸、半夏、陳皮、枳実の6種類、
新には、蘇葉、薄荷、菊花、桃花、款冬花、沢蘭、塊花、赤小豆の8種類です。

古いものは青臭いニオイがあるから、
新しいものには、揮発性の成分を含むからといわれています。

実際どの程度を新しいものと指すかについては意見の分かれるところですが、数千年前にこういった考え方が存在した、というのは、とても興味深いものだと思います。

漢方と民間薬:西山英雄氏、きぐすりあれこれ:栃本天海堂より

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この記事を書いた人

福田優基のアバター 福田優基 薬剤師/国際中医師

ゆうき先生:漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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