つわり「妊娠悪阻」の基礎

人によって違う「つわり」の症状

「つわり」のよく出る妊娠4?7週目は、

「あれ・・・高温期が続いているな」

という時期で、

「しばらく高温期が続きカラダが熱っぽい、だるい風邪のような症状、尿が近くなる、乳房が張る、下腹部に不快感を感じる」

 ことによって、妊娠が判明することもあります。(※最終月経を0週目と考えるので、妊娠4週は生理予定日前後になります)  ※詳しくは妊娠周期について

 

このころの赤ちゃんは、身長が1cmぐらい、体重はなんと4gと、小さなメダカ程度です。

あまりに小さすぎて、妊娠しているのかどうなのか、わかりにくいですが、この時期は、器官形成期といって目や耳などが出来始める大切な時期。

赤ちゃんのためにも、養生は大切です!

 

つわりとは?

「つわり」は、4?7週に始まり、12?16週まで続きます。つわりは、妊婦の50?90%が経験するといわれています。

 

また、妊娠後期にまで吐き気がある、中期から始まるなどひと個人差はかなりあります。

症状は、眠気、食べていても気持ち悪い、下痢、腹部膨満感、悪心(むかつき)、嘔吐、食欲不振などママによって様々です。

海外では、「nausea and vomiting of pregnancy(妊娠中の嘔吐)」といわれ、日本では慣用的に「morning sickness(早朝の病気)」とも呼ばれます。

 

わかばまーくくらぶさんの統計によると

悪心が起こるのは、一日中もしくは、夜間に起こる場合が多い

とのこと。

 

基本的に、16週までにはだんだんとおさまります。

翌朝にはスッキリしているというのもよく聞く話で、この苦しさが永遠に…続きません。

 

時々出産までつらいという話もありますが、これは脾胃が弱っている場合に起こりやすく、漢方薬で胃腸虚弱を改善してあげることが大切です。
 

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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