ストレスやイライラに。サフランの飲み方

サフランといえば、パエリアやアサリ料理に「ちょろちょろ」と2~3本入っている印象ですが、漢方薬としても昔から重宝されてきました。料理と同じように、サフランは、雌しべ(花柱と柱頭)が生薬として使われます。 

サフラン

 

漢名で、「蕃紅花」と書きますが、蕃とはポルトガル、オランダを指しています。実際、どこで自生していたのかはわかりませんが、きっとそのあたりでしょう。一つの花からは、3本の雌しべがとれます。しっかりと手で摘んだサフランは長く、潰れていないので見分けられます。

優れた理血剤(血行循環改善)や解鬱安神(ストレスを取る)作用があるため、若い女性~産後のストレス、心身不安などにも使われています。他にも、ストレスからの睡眠不足や不眠症、などにもいいですね。

 高齢のDrがサフランを購入されることがありました。奥様に飲ませると更年期のイライラが楽になったとのことで、重宝しているようでした。服用法としては、そのまま食べる訳でなく、「ハーブティー」のように服用します。

サフランの服用方法

朝食時か朝食前か。そのあたり、乾燥した「サフランの赤い雌しべ」を5~20本ぐらい、お湯150ccに注ぎます。お湯に色が「黄色く」ついてきます。数分待って、そのまま服用してください(雌しべも一緒に食べていいです)。その他、焼酎漬けという方法もあります。

蓋を開けるとなんとも言えない香りが漂います

蓋を開けるとなんとも言えない香りが漂います

 サフランには身体の経脈を通じる作用があるため、妊娠中などの使用は控えます。 1gで400本ぐらい*。

※生薬のため、本数は増減しますが、だいたいが1gで320~420本でした。また、大袋タイプは25gでお安くなっています。

 手作業で収穫するので、どうしても高い生薬になります。赤い雌しべ部分100gを採取するのに花が1万本以上必要になるといわれています。さらに行なわれる乾燥工程が未熟な場合や、生薬として不適当な部分では、薬効がでません。当店ではよい生薬を取り扱っています。 

名前のよく似ている「イヌサフラン(コルチカム)」は、痛風の治療薬としても使われる生薬です。ただ、サフランのような薬効はありませんのでご注意ください。特に、根には中毒性があります。 

商品名  サフランP
ジャンル 第三類医薬品 / 生薬
内容量 25g
商品単価  25g 43800円ぐらい(税抜き)
販売元 栃本天海堂、松浦漢方

※ 生薬価格は変動しておりますので、お問い合わせください。 サフランにつきましては、新しい生薬でお届けするため、お取り寄せ商品になります。サフランの販売元は変わりやすいので販売元指定の場合は入荷出来ない可能性があります。ご了承ください。

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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