小学校のプールは休んだほうがいい?皮膚病に関する目安

平成26年度の学校プール衛生・安全管理講習会に参加してきました。小学校、中学校と6月になるとそろそろプール開きの時期です。日々の運用は体育の先生や保健の先生がされているのですが、アドバイスや相談は薬剤師が受けています。

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プールの時期に多い質問が「どの病気なら入水禁止にしたほうがいいですか?」Drからの意見書があればいいのですが、急な病気の場合は判断に迷うとのこと。講習会でもよく見る症状について解説されました。

 

病気や症状 判断
水いぼ プールの水ではうつらない。入ってOKだが、タオルビート板などの共用は避け、プール後はシャワーでしっかりと洗う。
 とびひ かきむしったあとの浸出液、水疱の中の液で次々にうつる。プールの水ではうつらないが、触れることで症状が悪化したり、他の人に移す恐れがあるので治るまで入水禁止。 
 アタマジラミ 治療を開始したら入水してOK。タオル、ヘヤブラシ、水泳帽の貸し借りは禁止。 
 疥癬 プールの水ではうつらないので入水OK、ただ、角化型疥癬は感染力が強いので外出自体を控える必要有り。 

 ※スライド:日本臨床皮膚科医会、日本小児皮膚科学会統一見解参考

どっちかなーという症状もありますので、現場での判断が大切になります。これ以降は私のアドバイスとして。

傷に関してはジュクジュクして黄色い液が付着していたらひとまず入水禁止に。それ以外の場合は入水OK、最近はタオルも個別に用意しているのでタオルからの感染はほぼありえないですが、子供同士が触れあったときに感染することはあるので、シャワーは入念に。我々の子供の頃、シャワーなんて「ただの冷たい水」で、通過するだけのモノでした、、、良くないですね。

アトピーの子供は、難しいところですが、まずは家庭(親)の判断、いつも見ているのでアトピーの波がわかります。増悪期には見学させる判断も必要。日光が強く日焼けする可能性がある場合は注意。入水させる場合はプール後にシャワーはしっかりと浴びるようにしましょう。

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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