お酒に浸けて精力増強(の生薬だった):蛇胆(じゃたん)

写真は「まむしの胆(まむしのきも)」と呼ばれていたものです。手の上に並べてみました、羽のように軽く、1匹のまむしあたり0.1g程度しかとれない貴重品です。中国では白酒に浸けて蛇胆酒として。日本では「酒に浮かせて飲む」と聞いたことがありますがこれは実際に飲んだことがないのでわかりません。

蛇胆

昔はこのままで販売することが多かったようですが、現在、蛇の胆は蛇胆末(じゃたんまつ)として粉末状のものを販売しています。 

2017/07追記:現在、入手困難な生薬となっております。「蛇胆」の価格は変動しまして100gで200,000円~250,000円(税抜)です、在庫・取り寄せにつきましてはお問い合わせください。 

服用している方に聞いたところ、スッポンや田七人参の粉と一緒に服用するとか。蛇胆を使った漢方製品としては吉祥蘇霊廣があります。そちらのほうが手軽だとは思います。

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この記事を書いた人

福田優基のアバター 福田優基 薬剤師/国際中医師

ゆうき先生(薬剤師・国際中医師)|大阪・福田漢方薬局
大阪で46年以上続く漢方専門薬局「福田漢方薬局」二代目。薬剤師・国際中医師として25年以上にわたり、体質改善・自律神経の乱れ・更年期・不眠・冷え性などの漢方相談を行っています。
全国の専門家が所属する「日本中医薬研究会」では本部理事を8年以上務め、中医学の普及と後進育成に携わってきました。
このサイトでは、「専門的な漢方を、もっと身近に」をテーマに、日常生活に役立つ漢方情報をわかりやすく発信しています。

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