妊娠中はリンゴ病に気をつけて

2011年にも4年ぶりにリンゴ病が流行りました。2013年にもリンゴ病がはやりつつあります。

頬や体が赤くなり、風邪のような症状が出ることもある伝染性紅斑(リンゴ病)に妊娠中にかかり、胎児に感染した女性が平成23年に69人確認され、うち約7割の49人が流産、死産していたことが厚生労働省研究班(主任研究長・山田秀人神戸大教授)の全国調査で5日、分かった。産経新聞

リンゴ病とは

リンゴ病は冬から春に流行するウイルス性(ヒトパルボウイルスB19型)の病気。伝染力はそれほど強くない。正式名称は伝染性紅斑。「おしん」のほっぺたみたいに赤くなる。紅斑は頬だけでなく、手足にも出やすい。一度感染すると二度とかからない。幼稚園や小学校で流行する。感染して発熱まで1週間、この時期に感染力はピークになる。ほおが赤くなったりするまで2~3週間だがこの時期は感染力がなくなっている。頬が赤くならない場合もある。

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妊婦さんが気をつけること

感染者の咳やつばなど飛沫、経口・接触によって感染します。妊婦さんの場合は、子供が幼稚園・小学校でもらってきて、感染するというパターンが多いでしょう。子供が風邪の症状が出たら、てらい・うがい・マスクに気をつけましょう。まずは、感染しないことが大切です。

妊婦さんが感染した場合、胎盤を介して胎児も感染します。胎児は免疫力などがなく、ウイルスを退治することができないため、重篤な症状を起こすこともありますが、胎児水腫などの症状でも出生時に回復している場合、後遺症が起こらないことも多いようです。

漢方ではしっかりとうがいをしつつ、板藍茶の服用をお勧めしています。乾燥の症状を治す板藍のど飴、こちらもお勧めです。

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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