カウフマン療法と漢方薬

カウフマン療法とは?

「カウフマン療法」は

  • 無月経の場合や月経が不規則のとき(月経不順)
  • 体外受精の前にプレトリートメント

として行われます。 疲れてくると、いつもの作業が出来なくなる、ということありませんか?卵巣も同じで、疲れてくるといつものバランスを崩して、周期が乱れます

 カウフマン療法で、一休みをさせる+正常な周期を教えることで、卵巣もハッ!と気がついて、周期が元に戻ります。また、卵巣がお休みすることで、次の周期に「採卵しやすくなる」という効果もあります。 

プレトリートメントとは、卵巣をお休みさせてあげる、という意味です。

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カウフマン療法をもう少し詳しく

前半(低温期)に卵胞ホルモンを、後半(高温期)に卵胞+黄体ホルモンを補給します。

  • 卵胞ホルモン:プレマリンやノルアテンなど
  • 卵胞+黄体ホルモン:プロペラ、ドオルトン、ノルアテンDなど

が使われます。内服薬だけでなく、注射剤を使う場合もあります。 基礎体温を測ってもほぼ一相になっていることが多く、また、この周期は排卵はしません。 副作用として、ムクミや胃の不快さ感じる場合もあります。 

カウフマン療法中の漢方薬

「ちょっとした」子宮・卵巣の疲れでの不順でしたら、カウフマン療法で1サイクル休ませてあげると、調子も元に戻ります。繰り返して月経不順が起こる、無排卵が起こる場合は、体質の改善をお勧めしています。 その場合は、「子宮・卵巣」が本格的に疲れているのかもしれません。

連作していた田畑には「休作」と、しっかりとした「堆肥」が必要です。漢方では、堆肥になる基本の処方として、「肝腎を補う処方」が考えられています。 また、体外受精前の体調の調整などにも漢方薬は有益です。ご相談ください。

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この記事を書いた人

ゆうき先生(福田優基)のアバター ゆうき先生(福田優基) 薬剤師[pharmacist]/国際中医師

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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