近所の植木屋さんが、川芎(センキュウ)を購入しに来店しました。「植木にセンキュウを使うのですか?」と聞いたら、「センキュウを使うとね、松が元気になるんだよ」とのこと。
松の木が弱ってきたら、センキュウをドラム缶でゴトゴト煮て、冷ましてから、その液を木の根元と周りにかけるらしいです。煎じ終わったカスは、堆肥に使って。 夏は朝で冬は夕方かな、逆かもしれません。そこら辺は企業秘密らしいですが。
どの程度を煎じるのか、どの程度を撒いたらいいのか。きっと植木屋さんの経験則なのでしょう。
栄養剤などよりもよっぽどいいらしいので、奥が深いものです。
センキュウはセリ科で、生薬としては「根茎」を湯通しして乾燥させたものになります。女性の月経不順・生理痛の改善の漢方処方などにも使われる生薬ですので、色々な循環をよくするのかなとも想像しますが。
センキュウは、500g単位で販売しております。在庫があったり無かったりですので、お電話かメールで確認の上、ご来店ください。
※園芸用の川芎というのもあるらしいです。お値段もだいぶと違うらしいですが、あるメーカーさんに聞いてみたところ値段の大きな違いは「重金属などの検査費用」とのこと。人間が飲む場合は薬事法上のチェックが必要らしいです。逆に言えば、高級な松の場合は人間用でもいいのかなと。あと、川芎を他の植物に撒いても(栄養過多のためか)枯れてしまうらしいです。ご注意ください。