エバシェリーンとエバシェリーン顆粒（便秘薬）

店頭でお勧めしています便秘薬（エバシェリーン・エバシェリーン顆粒）の服用の説明と違いなどなどについて記載しています。

三行でわかるエバシェリーンの特徴

エバシェリーンの特徴についてひとまず３行でお伝えしてから、便秘薬についてお話しします。

• センナ実が主成分のため腹痛が起きにくい
• 添加物を添加せずに押し固めただけ
• 刺激が弱いためクセになりにくい

センナというと「クセになる・お腹が痛い・高齢者が大量に使っている（ヨーデルSという緑の錠剤）」とネガティブなイメージも多いですが、昔から使われているとおり刺激性の便秘薬としてはとても優秀です。

「センナ」というとセンナ葉や茎のエキスが多いのですが、エバシェリーンはセンナ実をつかったちょっと変わった便秘薬です。

便秘のご相談は２通り

当薬局でご相談いただく便秘は次の２種類の方がほとんど。

①刺激をしすぎて動かない：ヨーデルＳやラキソベロン（液）を常用してもでない、時には浣腸を使うというレベルの高いご相談や、市販のコーラックを常用しているというご相談まで。どの方も刺激が不足してだんだんとステップアップしていることが多いです。

②すっきり感がない：便は出るけれどもすっきりと出ない、２～３日に1回の便通、吹き出物が出てきた、便秘薬を服用すると便が緩くなったりお腹が痛いことがある、食事が乱れるとすぐに出なくなる。便秘薬を使ってない・合った便秘薬ではない、こんなお問い合わせもあります。

便秘になる体質の改善として、胃腸を強くしたり冷えを治したり、漢方では色々な方法がありますが、まず便を出さないことには始まりません。便秘が続くと腸内のゴミが増えて、ニキビや吹き出物が多くなり。お腹はポッコリし、体調が悪くなります。便秘が続くと漢方薬も効かなくなくなるんですよ。漢方薬の分解や吸収は腸内細菌が手伝ってくれるんです。

エバシェリーンの特徴

エバシェリーンはセンナ実が７５％、センナが１５％の割合で配合されています。センナ実は腸壁の粘液をしっかりとださせることで、留まってしまった便（滞留便）を排泄させます。１５％のセンナは腸を刺激をして動かし、他の便秘薬よりも刺激が少なくすっきりと排せつ出来るようになります。

粘液を出す＋腸を刺激するという２段構えのため、上記の１と２のどちらにも対応出来る便秘薬です。ただ、便が臭い・食事の量が少ない・食物繊維を取れていない・冷え症、そういった体質的な部分、食養生や生活養生が出来ていない場合は、対応した漢方薬や食生活の指導が重要になります。頑張りましょう(^-^;;;

エバシェリーン

エバシェリーンは粉末タイプです。包装がリニューアルしました。↓こちらの写真に写っている分が旧包装です。

付属のスプーン１サジが０．７５ｇ（１回分）、サジの中には１／２と２／３量のラインがあります。ハーブという感じがします。お湯に煮だして服用する事も出来ます。

エバシェリーン顆粒

エバシェリーン顆粒は後から発売さました。モサモサした食間を解消するために顆粒状に加工しています。これも添加物フリーです。

こちらの付属のスプーンは少し小さめです。１サジが０．７５ｇ（１回分）、サジの中には１／２と２／３量のラインがあります。

エバシェリーンの服用方法

エバシェリーンの服用方法は最初は「寝る前」をお勧めしています。だいたい服用後８時間ほどで排便するのですが、個人差があり、早いタイミング、遅いタイミングがあります。様子を見て服用時間を調整しましょう。

便秘薬を常用されている方は服用量を１杯からスタートでいいのですが、いままで使っていなかった場合は半分の量から始めて下さい。

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