救心

複方霊黄参丸

当薬局では取扱を中止しました。代替え商品としましては補血+補気の処方として参茸補血丸(イスクラ産業)をお勧めしています。

複方霊黄参丸の特徴

古来、強壮薬として用いられてきた<牛黄>や<紅参>をはじめ、10種類の動物性及び植物性生薬を配合した、おだやかな効きめの滋養強壮剤です。各種生薬がその作用を補いながらより良い効果を発揮します。

複方霊黄参丸

複方霊黄参丸とは?

複方霊黄参丸(ふくほうれいおうさんがん)は、穏やかな処方です。添付文書の用法用量では15歳からが多いのですが、複方霊黄参丸は8歳から使えます。子供の冷え性や元気のなさ(腎虚)にはいいでしょう。

大人に使うにはパンチは少ないような気がします。「補気補血+補陽」で使いたい・・・と考えるなら、イスクラ産業の参茸補血丸を優先して使ってしまいます。

処方の組み合わせを見てみると「長城清心丸」に似ています。配合のバランスもだいたい似ていますが、牛黄の量が少ないです。牛黄がポイントなんですが・・・。金額的な違い(長城清心丸のほうが段違いに高い)もありますから、無理は言えません(^-^;;;

複方霊黄参丸12丸中:牛黄10mg、甘草末100mg、紅参乾燥エキス300mg、芍薬末300mg、桂皮末250mg、防風末180mg、川芎末180mg、当帰末180mg、動物胆50mg、鹿茸末5mg
長城清心丸1丸中4.37g:牛黄300mg、甘草300mg、人参300mg、芍薬240mg、桂皮180mg、防風180mg、川芎180mg、当帰180mg、阿膠210mg龍脳57.5mg羚羊角270mg
複方霊黄参丸・長城清心丸の1日服用量での比較(表示順はアレンジしています)

似ているのはメリットなので「長城清心丸に似たものが欲しい」という要望があった場合は、複方霊黄参丸に牛黄末を足して・・・とは考えています。

このような方におすすめしています

  • 疲れすぎて、朝方だるくて起きるのがつらい
  • 疲れてやる気が起きない
  • 虚弱体質で病気をしやすい
  • 血色が悪く、疲れて、健康肌でない
  • 日頃から手足が冷えがち
  • 胃腸が弱く、食欲がない

複方霊黄参丸の紹介

効能効果

次の場合の滋養強壮:虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症、発育期

配合生薬

  • 牛黄:牛の胆のう中にごくまれに発見される褐色の小球塊で、中国最古の薬物書といわれる「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」に収載され、強壮生薬として用いられてきました。
  • 紅参 :「神農本草経」に収載されている薬用人参の根を蒸して乾燥したもので、古くから漢方の要薬として広く用いられてきました。新陳代謝機能を活発にし、食欲を増進し、からだを丈夫にするはたらきがあります。

価格

  • 120丸入り 11000円(税込み)
  • 300丸入り 22000円(税込み)

逐次お取り寄せ商品(通常1~3営業日)です。

用法用量

大人(15才以上)1回4丸、8〜14才1回2丸、1日3回、食間または食前に服用してください。小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること

成分

12丸中、次の成分を含みます。牛黄(ゴオウ) 10mg、紅参(コウジン)乾燥エキス 300mg(紅参3.0gに相当)、当帰(トウキ)末 180mg、防風(ボウフウ)末 180mg、川芎(センキュウ)末 180mg、甘草(カンゾウ)末 100mg、芍薬(シャクヤク)末 300mg、桂皮(ケイヒ)末 250mg、動物胆(ドウブツタン) 50mg、鹿茸(ロクジョウ)末 5mg

  • この記事を書いた人

ゆうき先生(福田優基 薬剤師[pharmacist]/国際中医師)

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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