救心

昔の救心に似ている製品は?

救心は2015年に処方変更

「動悸・息切れ・気付け」に「救心~救心♪」という児玉清さんのテレビコマーシャル。わたしの世代では頭にこびりついて、いつでもリピート再生可能です。YOUTUBEを見ていたら、昔のCM集に掲載されていてちょっと懐かしくホロッと来ました。

そんな救心、2015年に処方変更(リニューアル)して、「麝香」を抜いた処方になったことをご存じでしょうか。

2015年当時はインバウンドが激しくて、ドラッグストアでは救心が飛ぶように売れたそうです。ただ、救心に含まれる「麝香」はワシントン条約で規制されつつありました。国内在庫の将来を見通して、先手を打って処方変更したのかなと予想します。

どのように変わったのか

どのようにリニューアルで変化したのかというと、麝香を削除して、牛黄・沈香を増やし、鹿茸末を追加しています。

製品名成分(1日量で計算)
救心(旧)成分:6粒中
蟾酥5mg 牛黄3mg 麝香1mg 人参25mg 羚羊角末6mg 真珠7.5mg 龍脳2.7mg 動物胆8mg
添加物としてパラペン、トウモロコシデンプン、寒梅粉、カルメロース、薬用炭を含有します。
救心(新)
2015年~
成分:6丸中
蟾酥5mg 牛黄4mg 鹿茸末5mg 人参25mg 羚羊角末6mg 真珠7.5mg 沈香3mg 龍脳2.7mg 動物胆8mg
トウモロコシデンプン,寒梅粉,カルメロース(CMC),薬用炭を含有します。

「動悸・息切れ・気付け」としては蟾酥(せんそ)・牛黄・麝香(じゃこう)がメインです。新旧比べてみると、どちらもバランスが良いため、効果は変わらないんじゃないかなと思います。

蟾酥心筋の収縮力を高めて血液循環をよくし、余分な水分を排泄して心臓の働きを助けます。また、呼吸機能を高めて全身の酸素不足を改善します。
牛黄末梢循環を改善し、心臓の働きを助けます。
麝香麝香鹿の腺分泌物で、呼吸機能を高め、強心効果を現します。

昔の救心に似た処方は?

といっても、昔の救心のほうがいい。「昔の救心有りませんか?」というお問い合わせをごくまれに頂くのですが・・・そんな場合は「麝香」がしっかりと入っているものをお勧めしています。救心製薬の製品の中でも「救心感應丸 気」、これは昔の救心の上位互換のような処方構成です。効果もいいですし。使いやすいです。

救心(旧)成分:6粒中
蟾酥5mg 牛黄3mg 麝香1mg 人参25mg 羚羊角末6mg 真珠7.5mg 龍脳2.7mg 動物胆8mg
救心感應丸 気成分:9粒中
牛黄10mg 麝香5mg 人参75mg 羚羊角末10mg 沈香10mg 龍脳10mg 動物胆30mg ウルソデオキシコール酸10mg

救心感應丸はドラッグストアでは扱っておらず「伝統生薬研究会」という会員店のみの取扱商品になりますのでご注意ください。

  • この記事を書いた人

ゆうき先生(福田優基 薬剤師[pharmacist]/国際中医師)

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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