星火晴明丹(せいかせいめいたん)はこんな処方です

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目の疲れの漢方には大きく2系統

目に効く医薬品といえば何を思い出しますか?

・・・昔、ドラッグストアでアルバイトをしていたときはナボリンが売れていました。ナボリンSはビタミンB12が含まれていて、神経の回復を促進します。IT系の眼精疲労にはすべてこちらをお勧めしていましたが。

なかなか、ビタミン剤でも改善しない目の疲れがあるんです。こういった目の疲れ、体の弱りなどから来ている場合が多いです。

もちろん、温めて筋肉の緊張を緩めたり、ツボを押したりもいいのですが、こちらは漢方サイトですので、漢方の話を(^-^;;;

体質や状況で他の処方を併用しますが、大きく分けると二系統あります。

1)ひとつめは、老化を改善する処方。漢方では「肝腎虚」といわれる状態です。日本で販売されている処方としては杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)が有名です。高齢になって起こる、つまり老化による目の疲れには杞菊地黄丸は良く効きまして「飲む目薬」といわれています。

2)ふたつめは、若い人に起こりやすい目の疲れですね。例えばパソコンを使っていたら目が痛くなりますよね。スマホみたいに画面が小さいときは特にそうで、目が充血し、目の奥がジンジンと痛くなります。そういった熱傾向に対応する洗肝明目湯という処方もあります。

(老化によって徐々に)目が疲れる、しょぼしょぼ、かすむ、乾燥感、視力低下、夕方など疲れると悪化 目を酷使して)目がかすむ、充血、痛い、乾燥感、視力低下
杞菊地黄丸 洗肝明目湯・晴明丹
補肝腎 平肝濳陽、明目

じゃぁ、高齢者がスマホの画面を見て目がジンジンしてたらどうするんだ!といえば、どちらもつかって下さい、としか言えませんが、実際はどちらの症状が重いか、体質的にはどちらに偏りやすいかを考えて、処方を決めていきます。

星火晴明丹(せいめいたん)って?

洗肝明目湯と似ていますが、石決明・白僵蚕(びゃっきょうさん)・決明子を使った珍しい処方が発売されました。

別のページで解説したいとは思いますが、内容生薬の石決明や白僵蚕は平肝熄風・疎散風熱の生薬で、何かによって肝陰が消耗され、肝陽が強くなったときに使われます。肝陰が消耗される原因はストレスや、パソコンの使いすぎなど中枢神経の過度な興奮、睡眠不足などです。

肝陽が強くなり暴れた場合は、熱性痙攣や激しい頭痛、震え、眩暈、頭がつよくふらふらする、などの「揺れる強風のような」症状が現れます。これを肝陽上亢・肝陽化風と呼びます。

・・・ただし、晴明丹はそこまで酷い症状をカバーしておりません(^-^;;;; 目の使いすぎでふわふわ、ふらふら、また肝陰が不足してきたな・・・あたりで使ってもらえると嬉しいです。

小さめの軟カプセルに入っています。

晴明丹と妙な名前をつけるなーと思ってたんですが、よく考えると画竜点睛の「睛」の字なんですね。つまり「瞳」を明らかにするという意味で(^-^;;;;

商品名  星火晴明丹
ジャンル 健康食品
内容量  小袋に3個x60包/箱
商品単価  12000円(税抜)
原材料 ゼラチン、EPA含有精製魚油、石決明エキス末(デキストリン、アワビ貝殻エキス、アワビ貝殻微粉末)、米胚芽油、エビスグサ種子エキス末(デキストリン、エビスグサ種子エキス)、白僵蚕エキス末、酒黄精エキス末(酒黄精エキス、デキストリン)、亜鉛酵母、銅酵母/グリセリン、乳化剤、ミツロウ、マリーゴールド色素(ルテイン・ゼアキサンチン含有)、抽出VE、エマトコッカス藻色素(アスタキサンチン含有)、サイクロデキストリン、酸化防止剤(VE)
ポイント  目を酷使してしょぼしょぼ、ハッキリと見えない方へ。
販売元 イスクラ産業株式会社
摂取方法など 1日辺り1包(3粒)~4包(12粒)程度を目安に

この商品は店頭のみの販売になります

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この記事を書いた人

福田優基のアバター 福田優基 薬剤師/国際中医師

ゆうき先生:漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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