手足口病が流行り始めました、6月7月と増加してます

毎日暑いです、一日二回、花壇の水やりをしないと、花が枯れそうです。花に水やりをしてると、こっちが干涸らびそう・・・。で、お子さんがおられる方は、プールですね、うちの近所のプールも大盛況とのことでした。

お母様が4歳ぐらいのお子様を連れて、ご来店いただきました。「プールに連れて行ったあと子供の手のヒラにブツブツが出来た、水いぼですか?」とのこと。 よーく聞いてみると、口の中にも違和感があるようでモゴモゴしています。

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「手足口病かも・・・」ということで、手足口病について軽くお話しした上で、皮膚科のDrをご紹介しました。

夏になると手足口病はかなり増えます。2011年もすごかったですが、今年2013年も大流行の兆しがあります。ニュースでもかなり取り上げられています。

6月24~30日の県内89定点医療機関の平均患者数は2・73人で、前週(1・36)の2倍に増加した。

県疾病対策課によると、例年、患者の9割前後は5歳以下の乳児や幼児だという。高熱が出ることはほとんどないが、まれに急性髄膜炎や急性脳炎などの合併症を起こすことがある。

口からの飛沫(ひまつ)感染や便を触った手などから経口感染するため、同課は「おむつを交換した時などは、手洗いをしっかりとしてほしい」と呼びかけている。

(2013年7月6日  読売新聞)

 

東京都では、7月に入ってから、手足口病の患者が急激に増え、14日までの1週間に報告された患者の数は、1つの医療機関あたり10.97人と、この時期としては、ここ10年で最多で、前の週の1.8倍になった。
東京都健康安全研究センターの杉下由行疫学情報担当課長は「おととし、(手足口病の)大流行がありまして、その時は、3週かけてピークまで達したものが、今回は1週で、ほぼその値に匹敵するような形で増加していますので、今後、さらに増えることが予想されます」と話した。FNN News 2013/07/18

ウイルスの感染力が強くなってきたのか、それとも子供の免疫力が弱くなってきたのか。

それでも、だいたいの場合は、ほっておいても1週間ぐらいで治りますので、皮膚科でも経過観察になる病気です。ただ、口の中が気持ち悪かったりして、食欲が落ちてきますから、その場合は「軽い(低刺激・薄口)・冷たい・柔らかい」ものを心がけて食べさせましょう。

大人が感染すると重篤になる可能性があります。その記事は、大人の手足口病で詳しく書いています。漢方では板藍根などを使うと、早く楽になりますし、火照ったりする場合は、板藍根と天津感冒片などを使ったりします。

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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