子供の病気

子供の「水いぼ」は、早めに治すのがポイント

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プールの前の時期になると、子供の水いぼの相談が舞い込みます。漢方薬局の門を叩くお父さんお母さん「できれば、ピンセットで取らずに治したい」「プールが始まるまでに治したい」というお話が多いのですが・・・

水いぼの治療方法

水いぼの治療方法には色々とありますが、大きな親イボひとつの時にはピンセットで皮膚科にて芯を抜き取ることをお勧めしています。親イボの中にはウイルスがワサワサいますので、引っ掻いて放出する前に除去しましょう。

・ピンセットで芯を抜き取る(病院)

キシロカインゼリー・リドカインテープといった皮膚表面を麻酔するお薬を使います。キシロカインゼリーは市販されていませんので、病院でもらって帰り・・・受診する1時間前に貼付します。病院によっては麻酔をせずに直接抜き取りますが、できれば麻酔した方がいいです。やや痛いです。

・硝酸銀 液体窒素(病院)

病院での治療です。凍らして取る、焼き切るといった水いぼのウイルスや細胞を物理的に破壊する方法です。痛いしカタが残るのであまり・・・。

・木酢液、ヨードチンキ

これは効くのかどうか試していないのでわかりませんが、良かったという話もあります。

・漢方薬

繰り返しなる場合や、取り切れないぐらい多くなってきた場合、漢方薬はお勧めです。一度除去してから予防として服用する、というのもお勧めしています。時間がかかっても綺麗に治ることが多いですが、親玉の「水いぼ」がある場合は皮膚科で除去しましょう。また子供が小さくてひっかいたりすると増えていきますから、治るまで一年以上かかるケースもあります。引っ掻くようなら手の届く範囲は除去も考えましょう。

漢方薬での水いぼ対策

ヨクイニン末と五行草末を使って、湿布と服用をすることで、1ヶ月後には、綺麗に治ってきた、とのご連絡がありました。水いぼは、またできたりと結構しつこくおこりますので、予防のために継続して服用するのがポイントです。
初期のうちに治療できず、水いぼがかなり増えた場合やひっかき傷らしきもの(とびひ)が有る場合は、上記の処方に併せて病院の受診をお願いしています。小さな兄弟が居る場合は、同時に治療する必要もあります。

子供の水いぼ症例

実際の症例がありましたので紹介します。(10歳男児)

4月 腹部に水いぼがらしきものが出来る。増えないのでしばし放置。

6月 水いぼが育ってきて、水いぼの左右にも小さないぼが出来てきた(写真左)大きないぼは皮膚科で取り除いて貰う(切除)。ヨクイニン末(1包)+五行草茶(1包)を1日2回で服用。痒いのか引っ掻くことがある、増えていく傾向。

7月~8月 顔の頬や目のあたりにも水いぼが出てくる。顔を掻くクセがある。ヨクイニン末と五行草茶は1日3回にして継続。五行草茶を風呂上がりに水いぼに塗る。

水いぼは、出ては消えて、出ては消えてを繰り返す。(少し育った水いぼは切除する)

9月末 水いぼが全体的に枯れ始める。新しいのが出来ない。10月中旬で完治。ヨクイニン末、五行草末も完治した時点で終了。

4ヶ月かかった例ですが、顔の広範囲になっていたものが大きなカタも残らずに完治しました。一番最初の大きな水いぼだけはカタが残っています(写真右)。

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youz

ゆうき先生

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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