十日戎で福を授かる

当薬局での1年の祭事は十日戎(戎神社)で始まり、道修町の少名彦神社(神農さん/薬の神様)で終わります。

お店を閉めてから、難波・今宮戎神社の十日戎に出かけてきました。

十日戎は参道から相変わらずの盛況ですが、ただ、縁起物を持っている人は少なかったです。

例年、俵を担いでいる人とか見かけたのですが、、、。不況なんでしょうか(^-^;;;

DSC07588.jpg

参道には色々な縁起物が売られています。福笹は本殿で頂いて、さらに縁起物を買って帰ります。

上の写真は、福箕(ふくみ)です。竹で出来た「箕(み)」は、米と籾殻をより分けたり、かき寄せたりと農業には欠かせない道具でした。たくさんの福(農作物)を掬う(すくう)と言う意味でしょう。

箕についてはこちらが詳しかったですので、参考リンク
神に捧げる米を選び分けるとされ、中の窪んでいるところに穀霊が宿ると考えられた。箕には、藤箕などもあるが竹箕が最も一般的である。箕には霊力が宿ると信じられていたため、竹取物語の翁のように箕などの竹製品を作る竹取は神人として迎えられていたという。

福熊手(ふくくまで)は、たくさんの福をかき寄せるように。関西では「福さらえ」と呼びます。

 

時々、羽子板みたいなものも売っていますが、「これも縁起物?!」と思っていたら、

「身に付く福は板に付く・・・・っていうてね、福蓑を買ったら、翌年は板面を買ったりする人もあるんよ~。」参考

ということで、これも縁起物でした(^-^;;;

今宮戎神社

ご近所の八尾市には、八日戎というお祭りがあるようで@八尾天満宮、そちらも一度行ってみたいなと思っています。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

目次