日本中医薬研究会主催:学術シンポジウム

学術シンポジウム (ドライシンドローム

日本中医薬研究会の学術シンポジウム(ドライシンドローム)がIP中継で新大阪で行われました。

ドライシンドロームとは、皮膚の乾燥や、口の乾燥などの乾燥の症状を指します。

 

つい数日前にも読売新聞に「口腔乾燥症の漢方治療」について記事が掲載されていました。

乾燥症状に対して漢方薬は有効です。

 

講演の一部をご紹介します。

 

日本中医薬研究会:学術シンポジウム:

中医学講師、楊先生 「麦味参顆粒の気陰両虚とドライシンドロームについて」

麦味参顆粒(生脈散)は宗気を補う処方で、宗気とは、胸の中に蓄えられている(最も重要な)気のことだ。

現代の言葉では心肺機能ともいえる。麦味参顆粒は脈を作り、肺を潤し、肺の機能を強くする処方ともいえる。

 

よく(健康になるからといって)水をがぶがぶ飲む人がいるが、飲んでいる水が(そのまま)体の水になるわけでない。

麦味参顆粒のような水から体の中の津液を作る力が強い処方が必要になる。

(上記はあくまで講義の概要です、漢方は症状体質に合わせて服用する必要があります) 

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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