九味半夏湯、扁鵲の体験談

九味半夏湯(扁鵲)と防風通聖散

ダイエットに効く漢方薬としてお勧めしているのが、九味半夏湯くみはんげとう。防風通聖散に比べてマイナーではありますが、お勧めして満足度が高い処方です。

九味半夏湯を改良した製品が日本では扁鵲へんせきとして販売されています。

余分な「内臓脂肪」を取ることで、ブヨブヨがぎゅっと引き締まって、健康的になります。特に男性のギュッと堅い肥満よりも、女性の水太り?やや固め肥満に効果的です。

扁鵲を体験!

一般的な漢方薬のエキスはほとんどが顆粒状ですが、扁鵲は散剤です。

生薬の匂いが残るような、ちょっとサラサラとした漢方薬です。味は、やや苦く、といって舌には残らないので飲みやすいです。量も多くないので、オブラート無しで服用できます。

服用して2時間ぐらいして、おしっこがよく出始めました。有効成分の沢瀉は、五苓散という漢方薬にも含まれる利尿作用がある有名な生薬、むくみなどがよく取れる有名な生薬でもあります。

1ヶ月服用して2Kg程度、お腹のぽっこり感も無くなってきました。運動や食事制限ももちろん重要かとは思いますが、扁鵲はなかなか良い漢方薬のようです。

 *上記は体験談です。服用しての効果には個人差があります。

九味半夏湯の評判

その内臓脂肪を比較的簡単に減らすことができ、メタボリック症候群の解消に役立つと話題になっているのは漢方薬の九味半夏湯加減方です。

この漢方薬についてはすでにメタボリック症候群に関連する興味深い研究結果が報告されています。

壮快でもこの漢方薬を「やせる漢方薬」と称して、3回にわたって特集しました。そのたびに反響を呼び、編集部にもこの研究結果さながらの報告が沢山届いています。その一部を紹介いたしましょう。

まずは、体重が118キロもあり、メタボリック症候群だった30代の男性です。この漢方薬を飲み始めたところ、半年間でなんと30キロの減量に成功し、88キロになったそうです。体重も11%も減。血圧も最大血圧最小血圧共に10ミリずつ低下して、メタボリック症候群を克服できたことをとても喜んでいます。

次にアルコールの飲み過ぎで、95キロの肥満体になった48歳の男性はこの漢方薬を飲み出してから便通が良くなり、順調に体重が減ったそうです。1年後には75キロになり20キロの減量に成功しました。

また、36歳の男性はこの漢方薬を飲んで11キロの減量に成功したと言います。ぽっこりも理上がっていたお腹がへっこみおくさんからも、「確かに痩せたわね」と太鼓判を押されたそうです。

「…..九味半夏湯は、水分の代謝不良によるむくみや水太りを治す薬で、沢瀉(オモダカ科サジオモダカの塊茎)、猪苓(サルノコシカケ科チョレイマイタケの菌核)、ハンゲ(サトイモ科カラスビャクシャクの塊茎)、など体内の水分を外に出す利水駆水作用がある生薬が含まれています」(鍋谷先生)

壮快2007/8 P224?P225 引用

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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