凍結精子を用いる場合は、多忙で人工授精のタイミングが合わない場合から、抗癌治療をするため精子を保存しておきたいという場合まで様々です。 凍結精子は安全に保存、解答する手法が確立していましたが、事故(特に液体窒素不足や停電など)で精子が失われる可能性がありました。
フリーズドライにすることで、冷蔵庫程度の温度でも保存できるようになったとのニュースです。しかし、今後はフリーズドライにした場合の妊娠率の比較や手法の難度なども問題になってくるのではないでしょうか。
ちなみに、こちらの利用法が主になりそうかな、と思います。
>貴重な野生動物や遺伝子組み換え動物の精子を保存するのにも利用できる
※注:抗癌剤や放射線治療の副作用で無精子症になる場合があります
精子保存に「凍結乾燥」、不妊治療の予備的手法に
カップラーメンのように、人間の精子を凍結乾燥(フリーズドライ)した後、正常な状態に戻すことに、旭川医科大の上口勇次郎教授と米ハワイ大の柳町隆造教授の研究チームが成功した。不妊治療では精子を液体窒素で保存する方法が広く用いられているが、停電などの事故で精子が失われる恐れが指摘されており、バックアップとして、この手法が役立つ可能性があるという。
英国の生殖医学誌「ヒューマン・リプロダクション」に掲載された。
実験では、人間の精子を特殊な溶液に37度で10分間浸した後、液体窒素で急速凍結し、真空内で凍結乾燥。その結果できた乾燥精子を4度の冷蔵庫で1か月間保存した後、水で元に戻し、精子の染色体の状態を観察したところ、8~9割が正常で、自然の状態の精子と差がなかったという。
一方、マウスでも、同様の方法で凍結乾燥して元に戻した精子を卵子と受精させ、代理母マウスの子宮に戻したところ、正常に胎児が発育。精子の遺伝情報が正常に残っていることが確認されたという。
実験を行った日下部博一助教は「不妊治療への応用のほか、貴重な野生動物や遺伝子組み換え動物の精子を保存するのにも利用できる」と指摘している。(2007年12月12日15時35分 読売新聞)

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