2007年10月アーカイブ

 お茶が~~に効果的という研究は昔からよく見られます。

●卵巣がんのリスクを下げる方法

スウェーデン女性に行った新しい研究結果から、お茶の消費がその消費量に応じて卵巣がんのリスクを下げるかもしれないことが明らかになった。

細胞培養と動物研究からの証拠から、緑茶と紅茶の試料が種々のがんを予防する可能性が示唆されている。 けれどもほとんど疫学的研究は特にお茶の消費とヒトの卵巣がんのリスクの間の関係を調べていなかった。

そのため、スウェーデンのストックホルムにあるカロリンスカ研究所の環境医療国立研究所の研究者達は人口集団に基礎をおいたスウェーデンの乳房撮影コホートに参加した女性61,057人(年齢40~76)のお茶の消費と卵巣がんのリスクの関連性を調べてみた。

女性達は1987年と1990年の間に研究に登録し67項目の食品回数アンケート調査に答えて2004年12月までがん発症率について追跡調査された。 

ベースラインにおいて、被験者達の68パーセントが少なくとも月一回お茶(主に紅茶)を飲んだことを報告した。 平均15.1年間の追跡期間中に、女性301人が浸潤性の上皮卵巣がんを有すると診断された。

研究者達は関連リスク要因を調整した後で、お茶の消費がその消費量に応じて上皮卵巣がんのリスクを減らすことを発見した。 例えば、お茶を全く飲まない人と比較すると、お茶を一日にカップ2~3杯飲む女性の卵巣がんのリスクは46%より低いことが分かった。 研究者達は、さらにカップ一杯多くお茶を飲むごとに卵巣がんのリスクが18%減少することも発見した。

研究者達はお茶の抗酸化剤ポリフェノールが腫瘍細胞の成長と血管新生の形成を抑制し、そしてがん細胞のアポプトーシスを誘発するものと推測した。

研究者達は「この関連性に関して確信できるデータが欠乏しているから、我々の研究結果は将来の研究によって確証される必要がある」と語っている。

Reference: Susanna C. Larsson et al., Tea Consumption and Ovarian
Cancer Risk in a Population-Based cohort, ARCH INTERN MED, Vol.165,
Vol.165, pp2683-6.

医療21 No.273【2007年10月31日】より

コンタクトレンズ販売は改正薬事法(H17~)より高度管理医療機器等販売業の許可申請が必要になりました。しかし、カラーコンタクトは雑貨扱いのためカラーコンタクトレンズ販売には許可が必要なかったというニュースです。


 おしゃれ用品として人気のカラーコンタクトレンズによる目の病気が後を絶たない。学会の全国調査では1カ月で27件にのぼり、入院例も見つかった。医療用と違って品質や販売に規制はなく、独立行政法人の製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は29日、調査委員会を発足させ、経済産業、厚生労働両省とともに警告表示を義務化する方向で対策に乗り出す。

 視力補正が目的でないおしゃれ用のカラーコンタクトは、「瞳がぱっちり大きく見える」「青や茶色の瞳でモテる」などの宣伝で、10年ほど前から若者に人気の品だ。1セット2000~8000円程度で、量販店やインターネットで売られている。

 日本眼科医会や日本コンタクトレンズ学会でつくる協議会が昨年10月、全国213の眼科病医院の協力で調べたところ、おしゃれ用カラーコンタクトによる目の病気は1カ月間で27件報告された。うち失明につながる恐れのある角膜潰瘍(かいよう)・角膜浸潤も9件あった。

 製品事故情報を集約しているNITEによると、8、9月には北海道の医師から角膜疾患3件の情報が寄せられた。埼玉県消費生活支援センターからは今月、「県内の10代男性が角膜潰瘍で入院した」との通報があった。患者の男性は「量販店で買った。着けて違和感があったので外したが、右目が曇って見え、両目が開かなくなった」と話したという。

 カラーコンタクトには医療用とおしゃれ用の2種類がある。視力を補う医療用は薬事法で品質や販売が規制されているが、おしゃれ用は雑貨品扱いで規制がない。業界団体もないため、業者の数や売上高すら分かっていない。

 国民生活センターが05年度、おしゃれ用10銘柄を調べたところ、4銘柄で色素の流出が見つかった。うち2銘柄は細胞毒性も検出され、かゆみの原因になる「眼粘膜刺激」を起こす恐れがあるとわかった。

 問題は国会でも取り上げられ、経産、厚労両省は5月、小売各団体に対し、使用上の注意を客に十分知らせるよう文書で要請した。

 両省とNITEは、流通と健康被害の実態を調べる調査委員会を設置、その初会合を29日に開く。委員は、眼科医やメーカー、消費者団体の代表ら19人の予定。経産省製品安全課は「これまで対策が抜け落ちていた。実態を確認し、規制の可能性を話し合いたい」としている。
asahi.com

 

女性の月経痛、漢方がより効果的な可能性=豪研究チーム

 [香港 17日 ロイター] オーストラリアの研究チームが、女性の月経に伴う腹部の痛みには、一般薬や「はり」、温熱療法よりも漢方が効果的な可能性があるという研究結果を明らかにした。

 同研究では、ウエスタン・シドニー大のチームが中国、台湾、日本、オランダの女性約3500人を対象に計39の実験を実施。

 その結果、漢方には痛みを和らげる効果に加えて、3カ月にわかってその症状の再発を減らす効果があったという。

 生殖年齢にある女性の50%が月経痛を経験しており、十代の女性ではその割合は60─85%に上る。2007年 10月 19日 08:25 JST

「1本で1日分の野菜」ジュース、35品が落第
2007年10月12日09時22分

 「1本で1日分の野菜を使用」などと表示された野菜ジュース類の多くは、「厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量350グラム」を下回る量の栄養素しか含んでいないことが、名古屋市消費生活センターの実施した成分分析でわかった。「飲むだけで栄養素を十分摂取できると受け取れる表示には問題がある」として、消費者団体の主婦連合会は公正取引委員会と厚労省に実態調査をするよう申し入れた。

 成分分析は野菜100%ジュース16銘柄と果汁配合の19銘柄で実施。ほとんどの容器には「1日分の緑黄色野菜を使用」「1本で野菜350グラム」などと記されていた。

 野菜の摂取量について厚労省は01年発表の「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」の中で1日350グラムを目標と設定。うちニンジンやホウレンソウなど緑黄色野菜は1日120グラムを目標量としている。

 国民生活センターなどの目安では、緑黄色野菜120グラムを食べれば、栄養素として総カロテン3641マイクログラム▽ビタミンC47.9ミリグラム▽カリウム480ミリグラム▽カルシウム68.5ミリグラム▽マグネシウム27ミリグラムを取れるとされる。

 だが、35銘柄の分析結果では、総カロテンは15銘柄で目安量を下回り、うち2銘柄の測定値はゼロ。ビタミンCとカルシウムは33銘柄が下回った。カリウムで24銘柄、マグネシウムも30銘柄が目安量に届かなかった。

 五つの栄養成分すべてで目安量を上回った商品はなく、逆に全成分で下回った商品は13銘柄あった。うち4銘柄は「1日分の緑黄色野菜」「1本で約100グラムの緑黄色野菜」と表示していた。

 分析結果について、名古屋市消費生活センターは「野菜ジュースの栄養は1日分でなく、小鉢1皿程度と考えたほうがよいだろう」と指摘する。

asahi.com:「1本で1日分の野菜」ジュース、35品が落第 - 暮らし
http://www.asahi.com/life/update/1011/TKY200710110446.html

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