水虫と漢方治療 その2
水虫対策:対処療法>漢方の治療薬
水虫治療の漢方薬として昔から愛用されているものに、華陀膏(かだこう)・土槿皮チンキ(どきんぴちんき)があり、最近では臨床研究もしっかりとされてきています。*1
市販薬で効かない場合でも、「華陀膏/土槿皮チンキに変えると治った!」ということもあります。
「華陀膏」には、殺菌作用と角質浸透作用のあるサリチル酸5%と、抗菌作用のある蝋梅油1%を含みます。特に角質化したタイプの水虫に効果があります。
粉を吹いたような、水虫薬をつけるほどでもないかな・・・といった症状にも、角質を軟化する作用があるので便利です。
また、指の間などの水虫には「土槿皮チンキ」。小水疱やカサカサタイプに使います。
土槿皮チンキに安息香酸とサリチル酸が配合され、浸透性が良くなっています。かゆみを止めるクロタミトンも含まれていて、痒みと水虫のどちらにも効果があります。
エタノールが含まれていますので、割れて血が出ているなどの場合は、避けてください。

*1「華陀膏」による足白癬の治療効果によける臨床観察 ●華先生 秦万章先生 温海先生 ●:藩の草冠がないもの

水虫対策:対処療法>西洋の治療薬
爪水虫の場合は皮膚科に行かれたほうがいいようです。足の爪は1ヶ月あたり1.5mmほどしか伸びず、生え替わるのは1年以上かかります。爪の深い部分まで進行しているので、期間もかなり長くかかります。
現在の水虫の内服治療は、パルス療法(1ヶ月の内服と3ヶ月の休薬)が主流ですが、内服治療をしても実際すべての人が治るわけでなく、胃腸が気持ち悪くなって中止した人、服用しても治らなかった人、血液検査で中断になってひと、もいます。
内服薬は肝臓に負担がかかるので、肝臓に問題のある場合は、その旨を医師に伝えましょう。必ず経過観察するようにしてください。
水虫対策:体質改善>漢方薬
水虫を何度も経験する方にはタイプがあります。
例えば、
「手足が湿ってジンワリと熱い」
「股の間に湿疹ができやすい」
「尿が黄色い」
「便がベトベトしている・紙で拭いても取れにくい」
といった症状。
これらは体の中に熱のたまった状態(湿熱)です。こういった状態を改善するには「竜胆瀉肝湯/瀉火利湿顆粒」といった漢方薬があります。
湿熱を改善する漢方薬を服用することで「体ののぼせが消え、体の重さ・だるさなどが取れて」体質改善が図られます。
また、水はけが悪く、むくみがちな方には「防已黄耆湯」、この防已黄耆湯は、例えば湿気がちな家や住宅の窓を開けて、換気をする役目があります。
体が虚弱なタイプ、例えば汗がじとっとして、クーラーの風や、扇風機の風に弱いタイプ、はもともと防御力が弱いため、免疫力をつけるような「玉屏風散/衛益顆粒」などを併用されることをお勧めします。
水虫対策:予算
華陀膏は1箱で1230円になります。一箱で両足に塗布する場合で1ヶ月〜2ヶ月分、だいたい水虫を根治させるには3ヶ月程度は様子を見てください。
体質改善の漢方薬は1種類の漢方薬で1ヶ月で5千円〜1万5千円ほどになります。体質に応じて、漢方薬は変わりますので、ご相談ください。
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