遺精(夢精)と漢方薬
夢精と遺精
男性の「精」のご相談は色々とご相談がありますが、そのなかでも遺精の相談は1年間に数回はあります。
遺精のご相談の傾向として、13~16歳の青年期、疲労感のひどい若い男性か、お年を召した男性に多く感じます。
性行為やマスターベーションによらずに射精してしまうことを遺精と呼びます。夢精はこのなかで睡眠中にみられるものを指します。goo
漢方薬の体質改善作用や精神安定作用、自律神経調節作用などを通じて、症状が改善する場合も多くみられます。
漢方薬と夢精と遺精
症例1 *当薬局例)
30代男性 夏の終わり頃に来店。主訴は夢精
胃腸虚弱あり。食欲が無くなってきた。やせ形。
屋外で体力を使う職業だが疲労感が抜けない、夏より夢精が続いている(1ヶ月程度、週に数回)。目眩あり。その他自覚症状として気になる点はない(略
弁証論治:心腎不交・脾気虚 (一部略
処方:桂枝加竜骨牡蛎湯+α
結果:2週間程度で夢精が無くなったとの連絡がありました。
その後も胃腸虚弱を治して体力が元に戻るまで、ということで処方を変えつつ継続して終了となりました。
症例2 *参考文献参照)
29歳 主訴は不眠頭痛、遺精
不眠、頭部疼痛、時に目眩。夜間はだるく、寝付けず、入眠すれば盗汗、多夢、遺精あり(中略)
弁証:陰虚陽旺・心腎不交
治法:滋陰益腎・平肝濳陽・安心神・固渋下元
処方:挹神湯加減※
※ 独自処方で日本のエキスにはありません。天王補心丹+αなどをお薦めしたいと思います。これも体の疲れなどによるもので、不眠によりからだが疲労し、始終興奮するという悪循環になっていた、と考えられます。
漢方薬のその他の処方
その他、年齢や体調、体質を考えて、清宮寿桃丸などの補腎薬を使うことが多いです。
症状によって変わりますので、ご相談の上漢方薬をお使いください。

参考文献:症例から学ぶ中医学弁証論治
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