一般の症状

食後に眠くなる/眠気

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食後に眠くなる?食後に訪れる眠気

食後に眠くなる、という相談は意外と多くあります。

気がついたら眠っていたというご相談から、食後には必ず10~20分の睡眠が必要になるという話もあります。一様に病気であるとか、虚弱体質であるという自覚はありません。

別の病気のご相談ついでに、「実は~」と相談されるケースが大半です。

原因として、「(食事後に消化吸収のため血液が消化器官に集まることによって)脳の血流が減少し脳の酸素が不足して眠気が訪れる」という説もありますし、「(脳の血流量には変化がなく)大昔から受け継がれてきた生理現象の一つ」という説もあります。

日中、場所や状況を選ばず起きる強い眠気の発作は上記の症状とは少し違い、ナルコレプシーと呼ばれ、睡眠障害専門病院で治療します。処方薬としてはリタリンがあり、症状は改善します。

ナルコレプシーの特徴として、起こる状況を選ばないことがあります。
しかし、食後に眠いな、や睡眠が足りなくて眠い・・・などの「原因のある眠さ」では、医師に相談しても「早く寝なさいよ」と言われることになります。

※ナルコレプシーとは、日中において場所や状況を選ばず起きる強い眠気の発作を主な症状とする神経疾患(睡眠障害)である・・・[wikipedia]]

 

漢方での「食後に眠くなる症状」

漢方では眠さを別の理論によって考えています。

中国の古典、霊枢・玉版篇には「胃は水穀の海」と述べられており、五臓六腑の栄養はすべて胃に集まり消化され、脾によって送り出されます。

通常は小腸に送り出される食物ですが、何らかの原因でとどまりやすい状態を水滞(すいたい)と呼び、食後に眠くなる原因と考えます。

つまり、眠くなる原因は胃腸虚弱、身体の虚弱、疲労感、睡眠不足といった「虚証」が原因で、それを改善することで眠りも深くなり、不眠傾向も改善されると考えます。

食後に眠くなる症状の根本治療のポイントは「胃腸の働きを改善すること」です。

 

使われる漢方薬は?

もともとの虚証、体全体が疲れやすい、胃下垂がある場合、補中益気湯や十全大補湯をお勧めします。

冷えがなく、食欲がない場合は、基本処方として、六君子湯をお勧めします。胃痛がある場合には、安中散を加えたり芍薬甘草湯を加減して様子を見るとよいでしょう。

お腹の冷えがあり、かつ軟便や下痢傾向がある場合は、参苓白朮散をお勧めします。またその症状に、冷えがある場合は、人参湯や桂枝人参湯に変えてもよいでしょう。

症状にあわせて、晶三仙などのハーブや別の漢方薬を併用して様子を見ます。

 

漢方薬の予算

2~3ヶ月は必ず漢方薬を続けるようにしてください。

1ヶ月あたり1万円~2万円程度になります。また2~3ヶ月目継続する場合は、8千円~2万円ほどになります。

 

こういった眠気は?注意して欲しい症状

病院で診察を受けて欲しい場合もあります。

例えば、「口の渇き/尿量が増加し、尿が泡立つ/体がいつでもだるい」そして、血糖値が高い場合は、糖尿病が原因の眠気の可能性もあります。

睡眠時無呼吸症候群という可能性もあります。ご家族に夜間、息が止まっていないか、大いびきをかいていないかなどチェックしてもらってください。

忙しすぎるため興奮して眠れない(仕事などで興奮状態が続き眠ることが出来ない)場合は「肝火上炎」と考え、また別の漢方薬が有効です。ご相談ください。

一日中通して眠い場合、は嗜眠傾向(しみんけいこう)といい、脾虚とはまた違った症状です。

 

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