東洋医学から見た基礎体温表【陰陽理論】
東洋医学から見た基礎体温
東洋医学(漢方薬)から見た基礎体温の見方を詳しく紹介しましょう。

生理期(月経期):
生理は黄体の機能が衰え、プロゲステロンが少なくなったために、子宮内膜がはがれ落ち排出されるものです。
東洋医学では陽の時期(高温期)だったものが、陰(低温期)に転換する時期で、激しく変化が起こっています。
その変化が緩やかだったり、少なかったりすると不要な子宮内膜や血が残り、次の低温期に影響があります。
陰と陽が交代するときには活血化於薬を使い、速やかに陰陽の転換を促します。
こんな生理の状態になっていませんか?
トロトロと1週間近くも生理が続く、
生理の最後にレバーのようなカタマリがポロポロと出てくる、
黒い色(やや赤茶色は正常)、
生理の量が1日ちょびっとで終わる
早く体質改善してくださいね。
低温期(卵胞期):
卵胞の準備期間です。ここでホルモンの分泌がしっかりとすると、子宮内膜は厚く、卵胞はしっかりと成熟します。
東洋医学では低温期は「陰」の時期にあたります。
「陰」というと暗いイメージですが、「準備段階」という意味もあります。血や体液を養う大切な期間です。
乾いた田畑に水を張るように、滋陰薬を用いて養分が全身に行き渡るようにします。
しかし、湿原に水をさらに詰め込んでも泥が舞うだけ・・・ですね。同じように、湿が多く水はけが悪いといった体質には、水はけを良くする、胃を暖めるなどの漢方薬を検討します。
排卵期:
生理期とは逆に陰から陽に生まれ変わる時期。LHサージをきっかけに排卵も起きます。
排卵は通常毎月1回、成熟した卵子が1個だけ放出されます。
排卵日をはさんで基礎体温は低温期、高温期の2相性になります。
排卵した後の抜け殻が黄体を作り、その黄体ホルモンが受精後のベットを作る準備をしはじめます。
排卵期には生理期と同じく陰陽転換の時期で、活血薬や疎肝理気薬などを用いて、積極的に陰陽転換を図ります。

高温期(黄体期):
抜け殻となった卵胞が黄体ホルモンを出す時期。黄体期は2週間程度続き、受精しなかった場合は黄体ホルモンが減少し、生理期に移行します。
東洋医学では「陽」の時期にあたります。高プロラクチン血症や体力がない場合は「陽」が安定せずに、受精できない場合、受精しても流産してしまう場合があります。
陽のイメージは太陽です。
夏から秋にかけてしっかりとした日照があってこそ実りは大きくなります。
この時期は、陽気が持続するように補陽薬を服用すると良いでしょう。
陽気は全体の元気、冷えや疲れは大敵です。この時期は併せてホルモンバランスを整えることが大切です。
熱を持ちやすい傾向に補陽薬も注意しましょう。適度な日照が猛暑になってしまい、体全体がへたばってしまいます。
その他:
体の全体の血流が悪い於血体質や、貧血傾向で疲れやすい血虚体質、生理前にイライラしてしまう気滞体質など、基本の体質に合わせた漢方薬をベースとして服用することも肝心です。
関連リンク: 漢方周期療法
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