女性のための漢方レッスンin大阪【講演会レポート】

女性のための漢方レッスンin大阪 2016年9月4日に大阪朝日生命ホールにて開催されました(日本中医薬研究会・イスクラ産業共催)。日本中医薬研究会の実行委員として参加しまして。席が埋まるかなとドキドキしていたのですが、なんと1000人を超える応募を頂き抽選になりました。当日はやや曇り空の中、座席の8割以上が埋まる盛況でした!!ヽ(´ー`) ほっとしました。

女性のための漢方レッスンin大阪

講演前の風景。会場はすでに一杯です。

講師は第一部:薬学博士の陳志清先生と第二部:エリカアンギャルさん、第三部:鍼灸師の中神先生です。

陳志清先生の講演風景

陳志清先生の講演風景

陳先生には所属している研究会での講師もして頂いています。今回は、女性の悩み、特に血虚・腎虚・気滞を中心にお話ししていただきました。

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私も漢方の講義をしていると感じるのですが、気血津液(気血水)はバラバラに理解している方もおられますが、気血は常に一体です。寿司の「ネタとシャリ」の関係です。どちらかが少ない・多いがあるとよくありません。そして、女性は生理などがあるため、「血(ち・・・ではありません、ケツと読みます)」は少なくなりがちです。

陳先生は、女性の健康と美に役立つ3つのポイントとして、

  • 養血:血液の充実(女性の生理機能維持に必要な栄養を提供)
  • 活血:気血の流れ(気血の巡りをよくして生体リズムを滞りなく維持)
  • 補腎:腎の強さ(アンチエージング、卵巣機能・ホルモンバランスを整える)

を上げていました。

漢方処方についてはあまり詳しく述べていませんでしたが、

  • 養血:なつめ、ラム、キクラゲ、人参、トマト、(漢方処方:婦宝当帰膠)
  • 活血:生姜、ねぎ、唐辛子、にんにく、青魚、(漢方処方:冠元顆粒)
  • 補腎:カボチャ、黒ごま、ニラ、クルミ、エビ、(漢方処方:杞菊地黄丸、参馬補腎丸)

食養生と共にこちらをお勧めしていました。その他、講演内容の詳しくは店頭レポートでお知らせしています!

福田と講師の中神先生

講師の中神先生と。

消費者講演会では漢方体験相談会も行ないました

消費者講演会では漢方体験相談会も行ないました

開演前の時間と休憩時間中に漢方体験相談会も行ないました。陳先生の講義の後は、すごく興味を持って貰ったようで、大盛況!私もバタバタとしておりました。

漢方相談会も大盛況でした!

漢方体験相談会も大盛況でした!

 

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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